三本とも酔鯨らしい味。芳醇というよりは爽やかで淡麗。香りは控え目で飲みくちすっきり。ですから食事に合い(というかお酒と料理が互いに引きたて合い)ます。
「吟麗」は、アルコール度数が16度(他の二本より1度高い)で精米歩合50。ややまろやか、やや膨らみがある感じ。ぬる燗にすると何だか正月の酒のよう。
「八反錦」は、きりっと鮮明、味の透明度が高い感じ。
「特別純米」は市中の酒屋でよく見かけますが、やや辛くしっかりした風味。
好みは人それぞれでしょうが、個人的には「八反錦」が凛々しく、最も美味く感じました。
しかし、日を置いて意識せずに飲むと三種の区別がつかないかも (^^;
つまり、三本とも淡麗で食事に合うお酒でした。
p.s. Webで調べると、酔鯨酒造はお酒の低温管理をかなりしっかりとしているので、品質に問題なしと思います。