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「建築って、結局なに?」に“手”で答える本

公開日:2025/09/24 更新日:2025/09/24
著者Pier Paolo Tamburelliはイタリア出身の建築家・教育者です。 「図とことば」で建築の基礎を捉え直す姿勢で知られる、 実務と教育の両輪で活動するウィーン工科大学(TU Wien)教授です。 蛍光イエローのカバーと手描きスケッチ。見た目は軽やかですが、 中身は**「建築の基礎(Grundkurs)」をスケッチと言葉で掘る**実践的ノートです。 図が主語なので、英語でも読み進めやすいのが特長。
ページを開くたびに、短いフレーズと手描き図が“思考の取っ掛かり”を差し出します。理論→解説ではなく、イメージ→気づきの順で理解が立ち上がる構成。
たとえば “WALL(壁)”の章。 文字より先に図が語り、**屋根/壁/床といった要素を「どう捉えるか」**をシンプルに問います。
歴史的建築の断片、都市のスケール、重い/軽い、記念性……。 概念とスケッチが往復するリズムで、思考がほどけていく。理屈で固める前に、 まず「見る・描く」で考える本です。
読み方のおすすめ 1日10分、1見開きだけめくる 気になった図を自分でも描き写す 仕事や制作で詰まったら、ランダムに開いて視点のリセットに使う 机の上に置いておくと、会話の糸口にもなります。
棚差しでも存在感のある装丁。机上に置きっぱなしにして、会話の起点としてもどうぞ。