真鍮の塊を削り出した、シンプルなお香立て。
装飾を省いて、素材そのものの重さを活かしているのがいい。
見た目は地味だけれど、細部までちゃんと考えられている。
底が少しくぼんでいて、灰が自然と中央に集まる。
こういう“地味な気づかい”が、いちばん好きなんです。
表面はマット仕上げで、光の反射を抑えている。
新品のころは金色に近いが、時間とともに酸化して深い色に変わる。
真鍮ならではの経年変化を楽しめる。
手のひらに収まる小さなサイズながら、ほどよい重量があって安心感がある。
軽くするより、安定させることを選んだ設計。
まさに“機能から生まれた道具の形”だと思う。
使いやすさを突き詰めた結果、この形になった。
整ったフォルムには、ちゃんと“理由のある美しさ”がある。