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海外のバックヤードの空気を作る。ドイツの紙製アーカイブボックス

公開日:2026/04/18 更新日:2026/04/18
プラスチックの収納ケースにはない、紙特有の存在感がある箱です。 水に弱く、出し入れすれば角が擦れるという紙ならではのデメリットもありますが、それでも棚に並べておきたくなる独特の説得力があります。
ドイツのファイリング用品メーカー、REGIS(レジス)が作る業務用の保管ボックスです。
もともとは企業の膨大な書類を長期間アーカイブするためだけに作られた完全な実用品。 組み立て方は側面に直接プリントされ、廃棄時期を管理するナンバリングが大きく印字された、飾り気のないデザインに惹かれます。
厚手のクラフト紙を折り込んで組み立てるため、最初は紙の反発が強くて少し浮いてくることもあります。引き出し用のレールが付いているわけでもなく、開け閉めするたびに紙同士が擦れる音がします。
扱いやすさだけで言えば現代の収納グッズには敵いませんが、分厚い紙のザラッとした手触りや、重い本や書類をガシガシ詰め込めるタフさは、他の素材では代用がききません。
無造作に配置された太い黒インクのフォントやリサイクルマーク。 日本の丁寧なパッケージとは違う、この業務用品特有の少し乱暴なディテールが、道具好きとしてはたまりません。
捨てられない書類や、行き場のないコード類など、とりあえず視界から消したいものを放り込んで蓋をする。家の中に海外の倉庫のような無骨な空気を作ってくれる、飾らない紙の道具です。