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2025年、北海道の鮭が記録的不漁に。いくら・筋子が作れない現実

公開日:2025/11/02 更新日:2025/12/13
北海道の秋。9月から10月にかけて、 港や漁港には“秋鮭”を待つ船や網が動き始め、 青空の下で鮭が揚がる風景が恒例の光景でした。 ですが、 2025年の状況は、例年とは明らかに様子が違います。 網を上げる船が戻っても、満足のいく 水揚げ量がなく、「今年はおかしい」という 漁師の声が聞こえてきます。 たとえば、 漁師の一人はこう語っています。 「網を上げても魚影が薄い。 数が少ない、体格も例年より小さい。 漁況がこんな年は久しぶりだ」と。 こうした実感には、 現場の危機感がにじんでいます。 この“異変”の背景には、北海道の沿岸だけでなく、 北洋・オホーツク・ベーリング海域という サケが回遊・生活する海域の環境変化があります。 つまり、私たちの日常の食卓にのぼる「秋鮭」が、 自然の広いスケールで影響を受けているということ。 贈答用や家庭用として「北海道産・秋鮭」の 新巻鮭を今年検討されている方にとっても、 知っておくべき情報です。 数量が例年より少なく、 価格の上昇、入荷時期の変更。 こうした変化を理解したうえで選ぶことで、 安心して購入できる”という価値が生まれます。
漁師の肌感覚だけでなく、データもまた強く 「今年は厳しい」という現実を示しています。 北海道立総合研究機構 さけます・内水面水産試験場が 発表した資料によると、2025年(令和7年)の 北海道への秋サケ来遊予測数は 約1,141万尾。 これは前年に比べて 約35.5%の減少とされ、 過去最低水準に近いと報じられています。 また、2024年(令和6年)は約1,770万尾と予測されており、 前年比で78%という数字が出ています。 つまり、2年連続で来遊数が大幅に減少しており、 資源回復が容易ではない状況だということが 読み取れます。
さらに実際の漁獲量速報では 予想を大きく下回り、11月時点では 前年の同じ時期と比べて3分の1まで減少しています。 定置網漁での水揚げが、例年のペースを大きく 下回っているのです。 こうした数字から言えることは、 「今年の北海道産秋鮭・新巻鮭は、 例年通りには供給できない可能性が高い」ということ。 そして、 消費者として“早めに ”検討すべき理由が早くも明確になってきています。
では、なぜこれほどまでに 来遊数が下がっているのでしょうか。 原因は一つではなく、 複数の要因が複雑に絡み合っています。 ここでは主なものを整理します。 ① 海水温の上昇 北海道を含む北太平洋・オホーツク海域では、 近年海水温が上昇傾向にあります。 鮭が育つための適水温域が狭まっているという 指摘があります。 ② 餌生物の変化 餌となる浮遊生物や小さな魚の分布・数が 変わってきており、鮭の成長や生残率に 影響を与えています。 ③ 稚魚の放流・回帰率の低下 水産研究・教育機構のデータによると、 サケの来遊数や回帰率の長期的な低迷が見られます。 ④ 回遊ルート・年齢構成の変化 通常、4年魚が主群を成して来遊しますが、 この年齢群が弱含みという報告があります。 これらの背景を踏まえると、 「量が少ない」「小型化している」 「安定して戻ってこない」という傾向が、 鮭の資源・漁獲量双方に影響を与えていることが 分かります。 そして、新巻鮭として使用する“秋鮭”も、 この影響を大きく受ける立場にあるのです。
「新巻鮭」 塩をあてて寒風で干すという、 日本の北の海が育んだ伝統的な 保存食ですが、現在その原料確保が 厳しい状況にあります。 北海道内の加工場では、 「漁模様が思わしくなく、原料となる秋鮭が そもそも入ってこない」 「入荷しても体格が小さく、塩なじみ・切り身サイズが 昨年と違う」といった声が聞かれています。 これまで“数量確保”が前提だった時代から、 「質を確保する」「限定数で提供する」方向へ シフトせざるを得ないという現実です。 また、価格面でも影響が出ています。 「生すじこ・フィレー(鮭加工品)の価格が5割高」という 報もあります。 そのため、私たち消費者にも「今年は数が少ない」 「価格が上がる可能性」「早めに確保したほうが安心」という メッセージが自然と届いてきます。
創業85年、北海道小樽・海産物専門店 「小町商店」は、 この厳しい状況の中でも“本物の味”を届けるために、例年より早く漁場や市場と連携を取り、脂のりの良い 秋鮭を確保しました。 「少しでも多くのお客様に、 北海道の秋の味を届けたい」。 そんな思いから、 今年の新巻鮭は数量限定で販売しています。 一尾ずつ職人が塩をあて、 手作業で旨みを閉じ込めた昔ながらの製法。 焼けば、身の中から脂がじゅわっとにじみ出し、 白いご飯が止まらない。 お歳暮や冬の贈り物として、 「今年の希少な北海道の味」をお届けします。

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更新日01/2001/1301/19集計