ようこそ 楽天市場へ

北海道の郷土料理「いずし」         冬のぬくもりを届ける味

公開日:2025/11/02 更新日:2026/01/13
飯寿司は、魚を酢でしめてから、 米・糀・野菜と一緒に重ね漬けし、 自然の力で発酵させた北海道の伝統料理。 寒冷地ならではの保存食として発展し、 冬のごちそうとして親しまれてきました。 家庭によって味が異なり、使う魚も多様です。 にしん、紅鮭、はたはた、いかなど、 地域ごとに異なる魚が使われ、 「母の味」として受け継がれてきました。 ほどよい脂が糀(こうじ)の甘みと混ざり合い、 口いっぱいに広がるまろやかな旨み。 寒い冬の日にひと口食べれば、 どこか懐かしく、心まであたたかくなる味わいです。
北海道に飯寿司が広まったのは、 江戸時代後期から明治初期にかけてと 言われています。 当時、ニシン漁が最盛期を迎え、 「ニシン御殿」と呼ばれるほど 小樽や留萌が栄えていました。 大量に獲れた魚を長期保存する必要があり、 冷蔵技術のない時代に編み出されたのが、 米と糀を使った発酵保存法=飯寿司でした。 糀の甘い香りが家中に漂うのが、冬の始まりの合図。 「冬支度」としての飯寿司づくりは、 北国の暮らしの象徴でした。 「姑から嫁へと受け継ぐ味」として、 冬支度の象徴でもあり、糀の香りが台所いっぱいに 広がる頃、家族が 「今年も冬が来たね」と笑顔を交わす。 そんな、温もりある風景が北海道各地にありました。
北海道や東北のような寒冷地では、 昔は冬になると海も凍り、漁も止まり、野菜も 採れなくなりました。 冷蔵庫も冷凍庫もなかった時代、人々は 「いかにして食べ物を長く保存し、冬を越えるか」を工夫する必要がありました。 その中で生まれたのが「発酵」という知恵です。 飯寿司は、魚を酢でしめて殺菌し、 さらに米と糀の発酵の力で保存性を 高めた食べ物です。 糀菌(こうじきん)が働くことで魚のたんぱく質が 分解され、旨みと酸味が増し、 時間が経つほどにまろやかで深い味わいになります。 また、冬の低温は「ゆっくりと安定した発酵」を 進めるのに最適でした。 温度が高いと腐敗してしまいますが、 北海道の寒さは腐敗菌の繁殖を抑え、 糀菌だけがゆっくり働く環境を作ってくれたのです。
小樽・小町商店では、 大正六年から受け継がれる製法で、 北海道産の新鮮な魚と国産米麹を使い、 職人が一桶一桶、ていねいに仕込んでいます。 紅鮭、鰊(にしん)、ハタハタなど、 素材の旨みを活かした多彩な飯寿司をご用意。 それぞれの魚がもつ味わいと香りの違いを、 ぜひ食べ比べてお楽しみください。 発酵食品として乳酸菌やアミノ酸も豊富で、 健康志向の方にも人気。 冷えた夜の晩酌のお供にも、 大切な方への贈り物にも喜ばれています。

人気ランキング

更新日02/1802/1102/17集計