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インディゴが染まらない原因とは?

公開日:2025/04/09 更新日:2025/06/25
今回は、 ・インディゴがうまく染まらない ・色落ちが早い そんなご質問を複数いただきましたので、 その原因について詳しく解説したいと思います。

【ヘナとインディゴは全く性質が違う】

大前提として、 ヘナとインディゴは全く性格の異なる染料です。 ■ヘナ ・ヘナの葉には  ”ローソン色素(ローソニア・アルバ)”が含まれる ・この色素はオレンジ色で、髪のタンパク質に吸着、   その後の酸化によって色が濃くなる ・ヘナは塗布するだけで自然と発色が進み、  退色もほとんどない ■インディゴ ・”インディゴ”は最終的な色の名称 ・インディゴブルーに染まる色素を持つ植物は、  世界で150種以上、細かく分類すると1000種を  超えるといわれる ・染毛に使われる代表的な植物は、  木蘭・インド藍・ナンバンアイ・  タイワンコマツナギ・ナンバンコマツナギなど ・近年では、タデ藍や琉球藍の特殊加工品も流通 ____________

【インディゴの染まる仕組み】

インディゴの葉に含まれているのは、 ”インジカン(インディカン)”という 無色の色素です。 このインジカンに水を加えると、 分解してグルコースとインドキシルになります。 このインドキシルが、 空気中でゆっくり酸化することで、 インディゴ色へと変化します。 ここで重要なのが、 「ゆっくりと酸化させること」です。 つまり、急激に酸化させてしまうと、 インディゴ色にはなりません。 水分を含んだ状態で、 徐々に空気に触れさせることが大切です。 私はこの工程を 「サラシタイム」と呼んでいます。 ____________

【ヘナとインディゴの違いを知る】

・ヘナは塗るだけで染まるが、  インディゴは染まり方が全く異なる ・ヘナは色落ちしにくいのに対し、  インディゴはシャンプーのたびに少しずつ褪色する 昔のジーンズは天然インディゴで染められており、 洗うたびに色が落ちていましたよね。 それと同じように、 インディゴはヘナよりも退色しやすいのです。 ____________

【インディゴの染まりが悪い原因とは?】

お待たせいたしました。 ここからがとても重要なポイントです! 「二度染めしたのにすぐオレンジ色になった」 「インディゴが全然染まらない」 といったトラブルの原因は、 インディゴのペーストの硬さにあります。 インディゴは、 「ケチャップ状」でないと染まりません。 ヘナのようなペースト状で塗ってはいけないのです。

【正しいインディゴの作り方と塗布方法】

今回は沖縄産の美ら藍(=うるま藍)を 使用しています。 ■作り方のポイント 1.100gのインディゴに対し、  約3倍量(300ml)の温湯(50℃)を加える
2.大き目の泡だて器や電動ミキサーで混ぜる  (小さなマドラーはNG)
3.ケチャップ状になるように、温湯で調整する
4.塗布直前にもう一度温湯を加えて  ケチャップ状にする (インディゴは2~3分経つと硬くなるため)

【インディゴはとても繊細】

インディゴは、硬いと染まらないし、 柔らかいと顔周りに垂れてきます。 特に夏場は汗も加わって垂れやすくなります。 わたしは、 垂れるか垂れないか、ギリギリの柔らかさで インディゴはしっかり染まると考えています。 インディゴは最初、うまく扱えない方が多いです。 ですが、経験を積むことで 必ず上手に染められるようになります。 一緒にがんばりましょう! 今回もご覧いただきありがとうございました。