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ヘナのローソン染料へのこだわり

公開日:2026/01/14 更新日:2026/01/14
突然ですが、私は自他共に認める「変人」です。 詳しくは、 「ヘナとインディゴ(藍)にとことんこだわり 追求する変人」です。 では、具体的にどのようなことに こだわっているのか。 それは、 「ヘナに含まれるローソン染料の増加」です。 ローソン染料が多く含まれたヘナは、 ・よく染まり ・色が安定し ・髪が元気になります。 ヘナのローソン染料を増加させるには、 「美しく鮮やかな緑色のヘナ乾燥葉」 に仕上げることが必要です。 と、簡単に言いましたが、 これがとても難しいのです。 私の場合、実現に3年半ほどかかりました。 というのも、ヘナ葉は刈り取ってから そのままにしておくと、 すぐに茶色へと変化してしまいます。 この変色を防ぐために特に重要なのが、 刈り取ったヘナ枝を 乾燥コンテナに収めてからの3日間です。 数時間毎に温度と湿度を チェックする必要があります。
2018年、過去製品の「RQヘナ」を分析して得られた ローソン染料含有量は2.17%でした。 2020年、自社製造に切り替え、 美らヘナとしてスタートした時は2.75%。 2021年、うるま市石川で 「美らヘナファクトリー」が完成し、 半自動のヘナ製造ラインが出来上がった時は3.00%。 そして2024年段階で3.20%となっています。 2018年から2024年まで、 使用しているヘナ木は同じ品種 (琉球ヘナ仲里一号)です。 では、なぜこのように 染料含有量が変化したのでしょうか? 大きく3つの理由があると考えています。

①【徹底した不純物除去】

2018年から2024年にかけて、 不純物除去技術が格段に進化しました。 とくに2021年12月稼働の 「美らヘナファクトリー」にて、 国産の分別機が大きく貢献してくれました。 実は、この時期までは、ほとんどの作業を 手作業で行っていたのです。 2024年時点で、不純物の除去は 合計で7工程もあります。 「ここまでやるの??」と 言われてしまうレベルです。 ここまで徹底的にこだわるのが、変人たる所以です。

②【低温除湿乾燥の研究】

ヘナの師匠直伝の《低温除湿乾燥》の アップデートの繰り返しで、 3年半のデータを蓄積してきました。 このデータを利用することで、 「美しく鮮やかな緑色のヘナ乾燥葉」を 実現できました。 刈り取ったヘナ枝は乾燥コンテナ内で通常4日間、 雨で濡れている葉の場合は5日間、 ゆっくり除湿乾燥します。 ↓こちらは2019年、研究前の葉落とし時の画像です。
↓そしてこちらが、研究を重ねた結果です。
ここにいたるまでに、 数え切れないほどの失敗を繰り返しています。 しかし、決して妥協や諦めることはしません。 ここにも変人の変人たる所以が表れています。 さて、同じ沖縄産ヘナといっても、 除湿乾燥を行っている会社は少数派です。 理由は単純で、「コストがかかるから」です。 他社では直接、ガス乾燥・電気乾燥するのが基本。 インド産・外国産は天日乾燥が基本です。 こうした乾燥方法では、乾燥ヘナ葉の水分量が 11%前後と多くなってしまい、 細かいパウダーに加工できません。 そして、ヘナの葉に直接高温ガスを当てて 乾燥させた場合、 葉の色が緑から黄緑へと変化してしまいます。 こうなってしまうと、ヘナの新鮮な香りが飛び、 ローソン染料も損なわれてしまうのです。 お茶で言うところの「風味」も「味わい」も 飛んでしまうのです。

③【スタッフさんの愛情たっぷりヘナ農園】

植物である以上、 三大栄養素である 「リン/チッ素/カリウム」は必須です。 そのため、畑作りの堆肥や 刈り取り後の鶏糞、雑草処理などの ヘナ農園管理もとても重要です。 愛情をこめてヘナやインディゴを 育ててくださっている スタッフの皆さんの協力も、 「美しく鮮やかな緑色のヘナ乾燥葉」実現の 大きな要因です。 特に、真夏の時期の農作業は 暑さと熱中症との戦いです。 ヘナ・インディゴ畑に関わっていらっしゃる スタッフさん、契約農家さん、 すべての人に心から感謝申し上げます。 今日もご覧頂きましてありがとうございました。