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「体にいい」からこそ要注意。健康は“足し算”よりバランスが大切です

公開日:2026/08/14
こんにちは! ピュアベール楽天市場店の栄養士、西垣です!! 「これ、体にいいらしいよ」 そんな情報を見つけると、つい試してみたくなりませんか? 「目にはアントシアニンがいい」 「美容のためにビタミンを摂ったほうがいい」 「筋肉や健康のためにタンパク質を摂ろう」 「発酵食品は体にいい」 今はSNSやテレビ、ネットを見ているだけでも、毎日のように新しい健康情報が入ってきます。 もちろん、こうした情報そのものが悪いわけではありません。 ただ、気をつけたいのが、 「体にいいなら、たくさん摂ったほうがもっといい」 と考えてしまうことです。

体にいいものばかり食べていませんか?

たとえば、ある栄養素が不足していると聞けば、その栄養素を多く含む食品を毎日のように食べる。 「これが健康にいい」と聞けば、いつもの食事にどんどんプラスする。 健康意識が高い人ほど、こんな経験があるのではないでしょうか。 でも、一つの食品や栄養素ばかりに意識が向いてしまうと、その分、ほかの食品を食べる機会が減ってしまいます。 農林水産省の「食生活指針」でも、主食・主菜・副菜を基本に、さまざまな食品を組み合わせて食べることが推奨されています。 つまり、健康を考えるうえで大切なのは、 「何を食べれば健康になれるか?」ではなく、「食生活全体のバランスはどうか?」 という視点なのだと思います。

私も「体にいいから」と摂りすぎていました

実は私自身も、一時期かなり健康を意識して、麹を使った調味料を自分で作っていました。 塩麹や醤油麹などを作り、「飲む点滴」と呼ばれることもある米麹の甘酒も手作り。 毎朝、豆乳で割って朝ごはん代わりに飲んでいました。 これがまた美味しいんです。 「砂糖を使っていないし、発酵食品だし、体にもいいだろう」 そんな感覚もあって、朝だけではなく、間食代わりに飲んだり、夜に飲んだり。 多いときには、1日に2〜3杯飲んでいたと思います。 でも、あるとき改めて考えました。 いくら「体にいい」といわれるものでも、こんなにたくさん摂って大丈夫かな?と。 米麹甘酒は砂糖を加えていなくても、麹菌の酵素によって米のでんぷんが糖に分解されるため、甘みがあります。 「砂糖不使用=糖質を気にしなくていい」というわけではありません。 豆乳についても同じです。 大豆由来の栄養を含む食品だからといって、「たくさん飲めば飲むほど健康になる」というものではありません。 結局、どんな食品であっても、それだけに頼ったり、極端に摂ったりする必要はないんですよね。

栄養は、そんなに単純な話ではありません

健康情報を見ていると、 「○○が不足しています」 「○○を摂りましょう」 「○○にはこんな働きがあります」 と、一つの栄養素だけが大きく取り上げられることがよくあります。 すると私たちは、 「じゃあ、それをたくさん摂ればいいんだ」 と思ってしまいがちです。 でも、人間の体はそんなに単純ではありません。 たとえば、ビタミンを摂ったからといって、そのすべてが自分の気になっている部分だけに使われるわけではありません。 タンパク質を摂ったからといって、「ここに使ってほしい」と体へ指示できるわけでもありません。 食べたものは消化・吸収され、さまざまな代謝を経て、体の中で利用されます。 だからこそ、一つの成分だけを切り取って、 「これさえ摂れば大丈夫」 と考えないことが大切だと思っています。

健康は「足し算」ばかりではない

健康を意識すると、どうしても私たちは「何を足すか」を考えます。 野菜が足りないから野菜ジュースを足そう。 タンパク質が足りないからプロテインを足そう。 発酵食品がいいから甘酒を足そう。 ビタミンが気になるからサプリメントを足そう。 もちろん、必要に応じて補うこと自体は悪いことではありません。 でも、その前に一度、 「そもそも普段の食事は偏っていないかな?」 と考えてみてほしいのです。 何か一つの食品を大量に食べるより、主食・主菜・副菜を意識しながら、肉、魚、大豆製品、野菜、海藻、きのこ、果物など、いろいろな食品を日々の食事に取り入れる。 すごく地味ですが、結局こういう食生活の積み重ねが大切なのだと思います。

「健康にいい」という言葉に踊らされない

新しい健康情報を見るたびに、全部取り入れようとしなくて大丈夫です。 「これがいい」と聞いたら、 「じゃあ、たくさん摂ろう」ではなく、「今の自分の食生活に必要かな?」 と、一度考えてみる。 そして何かをプラスする前に、普段の食事全体を見渡してみる。 健康のために一生懸命になっているのに、その結果、食生活が偏ってしまっては本末転倒です。 何事も大切なのは、やっぱり「バランス」。 ぜひ一度、ここ数日の食事を振り返ってみてください。 同じものばかり食べていないか。 「体にいいから」という理由だけで、必要以上に摂っているものはないか。 反対に、ほとんど食べていない食品はないか。 少し引いて食生活全体を眺めてみると、意外な偏りに気づけるかもしれません。

それでも今日はちょっと野菜が足りない日に

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