三方弁には大きく分けて**「Lポート」と「Tポート」**という2種類の内部構造があります。この違いによって、流体の流れ方向や用途が大きく変わるため、理解が非常に重要です。
Lポート(三方弁)
Lポートとは、文字通りL字型の流路を持つ三方弁で、一つの流れを二方向のどちらかに切り替える用途に適しています。例えば、タンクAとタンクBのどちらか一方に流体を流したい場合に使用します。
例:A → B への流れ or A → C への流れ(BとCを切り替える)
Lポートは「切り替え用途」に特化しており、混合や分流はできません。
Tポート(三方弁)
Tポートは、T字型の流路を持ち、三方向への流れを自由に組み合わせられる構造です。主に流体の「混合」「分流」に使用されます。
例:A → B と A → C に同時に流す(分流)
例:B → A と C → A を同時に流す(混合)
切り替え、混合、分配など多目的に使えるため、柔軟な制御が必要な場面で活躍します。
適切な選定ができないと、想定外の流路が開いてしまったり、必要な制御ができなくなってしまうため、構造の理解と設計時の検討が必須です。