ドレスのシワ取り|素材別・失敗しないスチームアイロンのかけ方
公開日:2026/02/18 更新日:2026/04/19発表会・入学式・卒園式などの直前に気づきやすい「ドレスのシワ」。
けれどドレスは素材ごとに弱点が違うため、同じやり方だと失敗につながりやすいのが実情です。
よくある失敗は主にこの3つです。
・近づけすぎて、縮む/変形する
・当てる面を間違えて、テカる(特にサテン)
・こする・引っ張るせいで、毛並みや生地が傷む(特にベロア/シフォン)
このページでは、動画の内容を「素材別」に整理して、当日にあわてないための手順としてまとめます。
ポイントは「温度」「距離」「当てる面」を素材ごとに切り替えることです。
まずは共通ルール(全素材共通)
1)ドレスはハンガーに掛ける(平置きより失敗しにくい)
2)スチームは“当てずに流す”(一点に留めない)
3)最後は吊るして落ち着かせる(熱と蒸気で整う)
サテンは光沢が魅力の素材です。表面に熱を当てると、ツヤがムラになったりテカりが出やすくなります。
動画の通り、裏側からスチームを当てるのが安全です。
・温度:中
・距離:5〜10cm
・当て布:不要(裏側)
・動かし方:ゆっくり上下に流す
仕上がりの目安は「シワが取れて、光沢が残っている」こと。
表面が白っぽく見える、強くテカる場合は当てすぎのサインです。
ベロアは毛並みが命。つぶれると質感が戻りにくい素材です。
こすらずにスチームで浮かせ、仕上げに手で毛並みを整えます。
・温度:低〜中
・距離:5〜10cm
・当て布:不要
・注意:こすらない
・仕上げ:毛並みは最後に手で整える
シフォンは熱とテンション(引っ張り)に弱い素材です。
距離を取り、手は“軽く添える”程度にして、引っ張らないのが安全です。
・温度:低
・距離:10〜15cm
・当て布:不要
・注意:引っ張らない
・動かし方:上から下へ流す
近くなりがちな場合は、「弱め・短時間・一点に留めない」の3点を守ると失敗しにくくなります。
チュールは直接当てるとつぶれやすく、スパンコール面は熱や摩擦に弱い素材です。
チュールをめくって下地を出し、下地だけにスチームを当てます。
・温度:低
・距離:10〜15cm
・当て布:下地のみ
・注意:表面にアイロンNG(スパンコール面は触らない)
最後に吊るして仕上げることで、下地に入った熱と蒸気がじんわり伝わり、チュールがふんわり戻りやすくなります。
・スチーム後はすぐ畳まず、吊るして数分置く
・サテンは光沢の見え方を角度で確認する
・ベロアは触って整えるのは最後にする
・装飾(スパンコール等)は触らない/熱を当てない