プチプチとした食感と上品な甘さが魅力の「いちじく(無花果)」は、古くから栄養価が高い果物として親しまれ、海外でも日常的に利用されてきました。
特に、乾燥させたいわゆる ドライいちじく は、水分が抜けることで栄養が自然に凝縮され、生のいちじくよりも食物繊維や鉄分、カルシウムなどの摂取がしやすい点が特徴です。
ドライいちじくは、美容や健康づくりを心がけている方からも注目されているドライフルーツで、毎日の食習慣に取り入れやすい食品として人気が高まっています。
ここでは、ドライいちじくの栄養や期待される効果、食べ方やおすすめのレシピなどをご紹介します。
いちじくの特徴と歴史まとめ
いちじく(無花果)は、クワ科イチジク属の果実で、原産はアラビア半島周辺とされています。果実の内部に見える粒状の部分は実ではなく花であり、外側から花が見えないことから「無花果」と表記されます。
人類が最も早く栽培した果物の一つとされ、紀元前から中東地域で育てられてきました。古くは砂糖が貴重だったため、乾燥させたいちじくが甘味料として利用されていた歴史もあります。
日本へは16世紀末にポルトガルから伝わり、熊本県天草地域が国産いちじくの発祥とされています。
栄養が豊富で「不老長寿の果実」と呼ばれることもあり、旬が短いいちじくを一年中楽しめる食材として、ドライいちじくが重宝されています。
ドライいちじくと生いちじくの違い
いちじくの旬は夏の終わりから秋にかけてと短く、収穫後に日持ちしにくい特徴があります。そのため、乾燥させてドライいちじくに加工することで保存性が高まり、栄養を効率よく摂れる食品として親しまれています。
ドライいちじくは、皮や種ごと乾燥させるため、生のいちじくより栄養が凝縮し、食物繊維・ミネラルなどが豊富に含まれます。年間を通して利用しやすいことも魅力です。
●生いちじくとドライいちじくの栄養比較(100gあたり)
(日本食品標準成分表2015年版 七訂より)
栄養成分 生いちじく ドライいちじく
カロリー(kcal) 54 291
タンパク質(g) 0.6 3.0
食物繊維(g) 1.9 10.7
鉄(mg) 0.3 1.7
カリウム(mg) 170 840
カルシウム(mg) 26 190
ドライいちじくは栄養が凝縮されているため、日々の栄養補給としても人気が高まっています。
ドライいちじくの栄養と期待される効果
ドライいちじくは、食物繊維・鉄・カルシウム・カリウムなどの栄養が凝縮された自然派フルーツです。
さらに、女性の健康サポートが期待される植物性エストロゲンや、ポリフェノールの一種アントシアニンなども含まれています。
ここでは、いちじくに含まれる栄養と、日々の健康維持に役立つポイントをご紹介します。
●腸内環境を整えるサポート
いちじくに含まれる水溶性食物繊維ペクチンは、便をやわらかくしてスムーズな排出をサポートします。
また、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きも期待されています。
●女性のリズムをやさしく支える
いちじくの粒に含まれる植物性エストロゲンは、女性ホルモンと似た構造をもち、
PMS(月経前の不調)や更年期のゆらぎを穏やかに整えるサポートが期待されています。
●カリウムで塩分バランスをサポート
ドライいちじくはカリウムが豊富で、体内のナトリウム(塩分)の排出を助け、
日々の食生活で偏りがちなミネラルバランスを整えるのに役立ちます。
●アントシアニンによるクリアな毎日をサポート
アントシアニンはポリフェノールの一種で、紫外線や酸化から細胞を守る抗酸化成分として注目されています。
毎日の健康維持やエイジングケアの意識にもおすすめです。
●うるおいを守る保湿サポート
いちじく由来成分には、肌の乾燥を防ぎ、うるおいを保つ働きが期待されています。
乾燥が気になる季節にも取り入れやすいフルーツです。
●生活習慣の乱れを整えるサポートに
ポリフェノールと食物繊維のはたらきにより、
糖質や脂質の吸収をゆるやかにし、バランスの取れた食生活を支えてくれます。
●季節の変わり目にもおすすめ
アントシアニンには、花粉やホコリなどによる季節性の不快感をやわらげるサポートも期待されています。
ドライいちじくの作り方と戻し方
自宅でも簡単に作れるドライいちじくは、低温でじっくり乾燥させることで甘みと旨みが凝縮されます。保存がきき、栄養も豊富な自然派スイーツです。
●ドライいちじくの作り方
【手順】
①いちじくをよく洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取る。ヘタを切り落とす。
②皮付きのまま縦に4等分に切る。
③天板にクッキングシートを敷き、重ならないように並べる。
④予熱なしで100℃のオーブンに入れ、約90分焼く。
⑤一度裏返し、さらに30分ほど焼いて水分を飛ばす。
【ポイント】
・低温でじっくり乾燥させることで、自然な甘みが引き立ちます。
・オーブンの機種によって時間や火力が異なるため、様子を見ながら調整しましょう。
●ドライいちじくの戻し方
【手順】
①熱湯に10秒ほどくぐらせ、すぐにザルに上げる。
②キッチンペーパーで水分を軽く拭き取る。
【ポイント】
・パンやお菓子作りに使う場合、そのままでは生地の水分を吸って固くなるため、やわらかく戻してから使用するのがおすすめです。
・水に一晩浸す、または洋酒に漬けて風味を加える方法もあります。
ドライいちじくの楽しみ方とアレンジレシピ
ドライいちじくは、そのまま食べるのはもちろん、パンやスイーツ、料理のアクセントとしても活用できる万能ドライフルーツです。
ヨーグルトやチーズとの相性も良く、自然な甘みとプチプチ食感を楽しめます。ここでは、簡単でおしゃれなレシピと、摂取量・保存方法もご紹介します。
●ドライいちじくジャム
【材料】
・ドライいちじく 150g
・ラム酒 小さじ1
【作り方】
①いちじくを小さく刻み、熱湯をかけて表面の油を落とす。
②さらに熱湯を加え5分置き、水気を切る。
③鍋に水といちじくを入れ、中火で煮詰める。
④水分が減ったら弱火にしてラム酒を加え、好みのとろみがつくまで加熱。
★保存瓶に入れて冷蔵庫で保存。トーストやヨーグルトにもおすすめです。
●洋酒漬けドライフルーツ
【材料】
・ドライいちじく、アプリコット、クランベリー 各50g
・洋酒(ラム・ブランデーなど)200ml
【作り方】
①フルーツは熱湯を回しかけて油分を除き、水気をしっかり拭く。
②瓶に入れ、洋酒を注いでひたひたにする。
③冷暗所で保存し、1〜2週間で味がなじむ。
★ケーキやシュトーレンなどに加えると風味が豊かになります。
●いちじくとクリームチーズ和え
【材料】
・ドライいちじく 2個
・クリームチーズ 100g
【作り方】
①いちじくを1cm角に切る。
②クリームチーズと和えるだけ。
★おもてなしにもぴったりな一品。ワインとの相性も抜群です。
●ヨーグルトカナッペ
【材料】
・ドライいちじく 2個
・プレーンヨーグルト 50g
・オリーブオイル 小さじ1
・生ハム 3〜4枚
・フランスパン 4カット
【作り方】
①刻んだいちじくをヨーグルトと混ぜる。
②パンに生ハムと①をのせ、ブラックペッパーとパセリを振る。
★簡単で華やか、お酒のおつまみにもおすすめ。
◎ドライいちじくの摂取量と注意点
【一日の目安量】
1日あたり2〜3個が目安です。
ドライいちじくは栄養が凝縮されているため、食べ過ぎは避けましょう。
【アレルギー注意】
シラカバ科花粉症の方は、口腔アレルギー症状が出る場合があります。
ドライいちじくの保存方法と賞味期限
【保存方法】
開封後は密閉容器に脱酸素剤を入れ、冷蔵庫で保存。
野菜室や冷凍庫は湿度や温度変化で品質が落ちるため避けましょう。
【賞味期限】
未開封であれば長期保存が可能ですが、開封後は早めに食べ切るのがおすすめです。
まとめ
いちじくは「不老長寿の果物」ともいわれるほど栄養価が高く、ビタミン・ミネラル・食物繊維がバランス良く含まれています。
乾燥させたドライいちじくは、生よりも栄養が凝縮されており、忙しい日でも手軽に栄養を補うことができます。おやつとしてそのまま食べるほか、ヨーグルトやサラダ、料理のアクセントとしてもおすすめです。
毎日の食生活に取り入れて、健やかなライフスタイルをサポートしましょう。
商品概要
■原材料:有機白イチジク
■保存方法:高温多湿、直射日光を避け、保存してください