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新社会人へ贈る【父が選ぶネクタイ】色と柄特集

公開日:2026/03/04 更新日:2026/03/27

新社会人へ贈るのに相応しい、ネクタイの話

息子が、いよいよ社会人。 親としては思いますよね。背伸びはしなくていい。 でも、ナメられるなよ、と。 高級ブランドの大きなロゴは、新人にはまだ重たい。かといって、テカテカした安すぎる一本では正直すぐ分かる。我々世代は、顔より先に“首元”を見ていますから、第一印象を良くするためにもネクタイの質は新人にとっても必須といえるでしょう。
もう数年前になりますが、僕の息子が社会人になる春。「体に気をつけろよ」と月並みな言葉をひとつかけてネクタイとネクタイピンのセットを渡しました。 ネイビーのシルク100%。余計な主張はなし。 あれから数年。帰省するたびにぽつりと話すんです。 「この前の大きな商談、お父さんから貰ったあのネクタイ締めていったわ」 それを聞くと、ああ、まだ使ってくれているのか、と心が温まります。親というのは、単純なものですね。

▼渡したネクタイとネクタイピンのセット▼

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素材はシルク100%で

理由は単純です。結び目の立体感が違う。ノットに自然な丸みが出て、ディンプルがきれいに落ちる。それだけで首元にきちんとした陰影が生まれます。この差は、思っている以上に大きいものです。 シルク特有の柔らかな光沢と奥行きのある美しい発色は、安価なポリエステルのようなテカリとは違い、落ち着いた品のある艶を生みます。 だからこそビジネスでもフォーマルでも違和感がなく、入社式から日々の仕事、少しかしこまった席まで一本で自然に馴染みます。 またシルクは締めやすく肌触りもよく、結び目がきれいに決まりやすい素材です。適切にケアすれば長く使える耐久性もあり、ビジネスから冠婚葬祭まで幅広く使えるオールマイティなネクタイと言えるでしょう。
特にビジネスシーンにおいてネクタイは“印象を決める道具”でもあります。第一印象の数秒で「誠実そうか」を人は無意識に判断しているものです。安っぽい質感や崩れた結び目のネクタイは、それだけで評価を下げてしまうことがあります。 清潔感と信頼感を求められる場では、こうした細部こそが勝負を分ける要素になる。営業のベテランほど、そこを見ています。

山梨・富士吉田の伝統織物であるふじやま織

ふじやま織 のネクタイは、生地にしっかりとしたコシと肉厚さがあり、締めるとノットがふっくらと立体的に仕上がります。高密度に織られたシルクはハリがあり、朝きちんと締めた結び目が一日中きれいに保たれやすいのが特徴です。 染色には手間と時間のかかる先染めが用いられ、染め分けられた経糸と緯糸が織り合わさることで、織物ならではの奥行きのある色合いと高級感のある質感が生まれます。
さらに細番手と呼ばれる上質な細い絹糸を使うことで、生地は軽く薄く、きめ細かな風合いに仕上がります。細い糸を扱う高度な織り技術は長い歴史の中で培われてきたもので、こうした技術があるからこそ鮮明で立体感のある色柄が表現できるのです。プリント生地では出せない奥行きと高級感は、まさに織物産地ならではの魅力と言えるでしょう。 またこの山梨のハタオリ産地は、大量生産ではなく一本一本丁寧に織り上げる「量より質」のものづくりを大切にしてきました。長く使える良いものを作るという姿勢は、まさに大人が選びたい日本のものづくりそのものです。

本題・適切な色と柄について

さて、素材の面が揃ったところで、本題の「社会人に贈るネクタイの色と柄」についてです。ここは意外と悩むところですが、結論から言うと新社会人に贈るなら 色は「紺・青」か「深めの赤やボルドー」 柄は「小さめ」か王道の「ストライプ」 ここを押さえておけばまず間違いありません。 あれもこれもと選択肢を増やすより、最初の一本は仕事で信頼される色と柄に絞るのが大人の選び方です。
まず王道は紺。これはもう説明がいらないほどビジネスの基本色で、誠実さ、知性、清潔感を自然に演出してくれます。入社式や初対面の挨拶、社内の打ち合わせから営業先まで、どんな場面でも浮かない万能色です。新人のうちは「目立つ」よりも「信頼される」ことが大事なので、まず一本持つなら紺が安心です。
次におすすめなのがボルドーや深めの赤。若い人が締めても背伸びしている印象になりにくく、顔周りに程よい華やかさが出るので、プレゼンや少し気合いを入れたい日に向いています。 営業職や人前に出る仕事なら、紺の次に一本あると便利な色です。そして柄は、無地か小紋柄を選ぶのが安心です。無地はシンプルですが、その分素材の良さや仕立てがそのまま表れます。小紋柄は細かい幾何学模様が入った柄で、遠目には落ち着いて見えながらも程よい表情があり、知的で品のある印象を作ってくれます。 逆に、大きすぎる柄や派手な配色は、どうしてもカジュアルな印象になりやすいので新社会人には少し早いのかなと思います。

応援の気持ちを渡すということ

ネクタイは消耗品です。毎日締めて、少しずつ傷んでいくもの。ですが、父から手渡された一本は、少し意味が違うものかもしれません。 それはただの布ではなく、息子の背中をそっと押す応援のようなものだからです。 さて、今年の春。あなたはどんな色柄のネクタイを渡しますか。