仙台の名物といえば、「ずんだ餅」。
ゆでた枝豆をすりつぶし、ほんのり甘く仕上げたずんだ餡をやわらかいお餅にたっぷりと絡めた郷土菓子です。
鮮やかな若緑色は、枝豆そのものの自然な色。
爽やかでやさしい甘みは、仙台の人々にとってどこか懐かしい“ふるさとの味”です。
このずんだの緑を思わせる「常盤色(ときわいろ)」は、欅産業の仙台箪笥にも受け継がれています。
深みのある常盤色の塗りに、黒の特製鍛造金具が映える仙台箪笥は、和洋を問わず空間に調和し、現代の暮らしにも寄り添う一棹。
鮮やかながらも落ち着きがあり、どこかずんだ餅のように“やさしい仙台の心”を感じさせます。
手のぬくもりが生んだ工芸と、職人のぬくもりが感じられる郷土の味。
どちらも、仙台の風土に根ざした「手仕事の文化」です。