シニアがソフトバンクから楽天モバイルへ乗り換えるメリットと注意点
公開日:2026/09/04 更新日:2026/09/14楽天モバイルは、データをあまり使わない月の料金が自動で安くなり、65歳以上なら毎月のポイント特典も受けられます。通話や操作のサポートを付けたい人向けのオプションパックもあります。
ソフトバンクのシニア向け通話割引とは仕組みが違うため、自分が重視するサービスを比べて選びましょう。
「最強シニアプログラム」は、65歳以上の楽天モバイル契約者に毎月110ポイントを還元するプログラムです。最強家族割も利用すると、3GB以下は実質858円、3GB超~20GBは実質1,958円、20GB超は実質3,058円になります(通常料金からそれぞれ110円の家族割引と、シニア特典分のポイント還元を差し引いた実質額です)。
利用量に応じて料金が自動で変わるため、外出が少なかった月は自分でプランを変更しなくても安くなります。動画やテザリングを多く使った月も、基本料金は上限3,278円です。ポイント還元にはエントリーなどの条件があり、料金から直接値引きされるのではなく、期間限定ポイントで還元される点も確認してください。
「最強シニアプログラム」には、15分(標準)通話かけ放題・店頭操作サポート・迷惑電話や詐欺対策などのセキュリティサービス・オレオレ詐欺対策保険をまとめたオプションパックもあります。パック料金は月額1,980円ですが、条件を満たすと毎月880ポイントが還元され、実質月額1,100円です。Rakuten Linkを使わず標準電話アプリで通話したい人や、店頭で操作を教えてほしい人に向いています。
個別に付けるより、3つすべてを必要とする人ほどメリットが大きいパックです。反対に、家族が操作を支援でき、Rakuten Linkも使える人は、パックを付けずに基本料金だけで利用できます。最初から全員に付けるのではなく、本人が困る場面を確認して判断しましょう。オレオレ詐欺対策保険は、被害金そのものを補償する制度ではなく、弁護士相談など所定の費用を補償するものです。補償範囲や条件は申し込み前に確認してください。
ソフトバンクには、60歳以上を対象に、対象プランの24時間通話定額オプションを月額1,100円割り引く制度があります。適用後のオプション料金は月額880円ですが、対象となる料金プランは限られます。
楽天モバイルでは、年齢にかかわらずRakuten Linkから国内通話を発信すれば原則無料です。長電話の回数が多い人は、追加料金を抑えやすいでしょう。ただし、0570など無料対象外の番号があります。アプリ操作を避けたい場合は、標準電話アプリで1回15分以内の国内通話が定額になるオプションも選べます。
年齢条件は、ソフトバンクが60歳以上・対象プラン限定であるのに対し、楽天モバイルのRakuten Linkは年齢を問いません。通話方法も、ソフトバンクは標準電話アプリでの利用が前提ですが、楽天モバイルはRakuten Linkアプリでの発信が基本です。24時間通話は、ソフトバンクが割引後月額880円、楽天モバイルはRakuten Linkなら原則無料になります。今までと同じ電話操作を続けたい人にはソフトバンクの割引が、アプリを使って通話料を抑えたい人には楽天モバイルが向いています。ソフトバンクの割引対象外プランを利用している場合もあるため、現在の請求書で通話オプション名と割引額を確認しましょう。
現在のスマホをそのまま使う場合は、楽天回線対応製品か確認します。古い端末はSIMロック解除が必要なこともあります。新しい端末を選ぶなら、文字やアイコンの大きさ、音量、迷惑電話対策、緊急時の連絡方法を実際に確認しましょう。操作に慣れている端末を継続できれば、乗り換え後の負担を減らせます。写真、連絡先、LINEなどは、申し込み前にバックアップしてください。SIMを交換するだけでデータが必ず消えるわけではありませんが、故障や操作ミスへの備えになります。
楽天モバイルショップでは、契約や機種変更の相談ができます。データ移行やアプリ設定などは有料サポートになることがあるため、必要な内容と料金を事前に確認しましょう。家族がサポートする場合は、開通後にRakuten Linkから電話をかける、Wi-Fiのオン・オフを切り替える、データ使用量を確認する、困ったときの連絡先を開くといった操作を一緒に練習しておくと安心です。よく使う連絡先をホーム画面へ置くなど、操作を減らす工夫も有効です。
1人だけソフトバンクから乗り換えると、「新みんな家族割」の回線数が減り、残る家族の料金が上がる場合があります。SoftBank 光・Airを継続しても、乗り換えた本人の「おうち割 光セット」は終了します。ただし、本人のスマホ料金が大きく下がれば、家族全体では安くなることもあります。本人の差額と、ソフトバンクに残る家族の負担増を足し引きして判断しましょう。
家族全員が楽天モバイルへ移る場合は、各回線で最強家族割を利用できます。離れて暮らす家族も対象にできるため、家族構成に合わせて検討できます。料金の差だけでなく、本人が新しい操作にどれくらい慣れられそうかも含めて考えたいところです。今すぐ決めなくても、キャンペーンの条件だけ先に確認して、本人のペースで検討を続けても構いません。
乗り換えを進める中で報告されることが多いのは、次のようなケースです。事前に知っておけば、開通後に慌てずに済みます。
【対応端末を確認せず契約し、あんしんパックの一部機能が使えなかった】:端末が楽天回線やパックの対応機種になっていなかったことが原因です。申し込み前に「ご利用製品の対応確認」で機種名を確認しておきましょう。
【緊急時にRakuten Linkから110番・119番へかけようとして焦った】:緊急通報はRakuten Linkでは発信できず、自動で標準電話アプリに切り替わる仕組みを知らなかったことが原因です。乗り換え後すぐに、緊急通報は標準電話アプリから発信することを本人・家族で確認しておきましょう。
【家族が代理で申し込み操作を進め、本人確認の途中で止まってしまった】:契約者本人の情報や本人確認書類、楽天IDでの認証が必要な箇所を、家族の情報で進めてしまったことが原因です。書類の準備は家族が手伝い、本人確認や認証の操作自体は本人が行うようにしましょう。
いずれも、契約前に一度確認しておけば避けられるものばかりです。心配な項目があれば、家族と一緒にこのリストを見ながら進めてみてください。
Q.65歳になれば自動で安くなりますか?
自動適用ではありません。楽天モバイルの契約に加え、最強シニアプログラムへのエントリーなど所定の条件があります。
Q.Rakuten Linkは難しいですか?
通常の電話アプリに近い操作ですが、発信時にRakuten Linkを選ぶ必要があります。乗り換え後に家族へ試しに電話しておくと安心です。
Q.店舗で無料設定してもらえますか?
契約相談はできますが、データ移行や操作サポートは有料の場合があります。店舗とサポート内容を事前に確認してください。
シニアが楽天モバイルへ乗り換える魅力は、少量利用なら料金が自動で下がり、65歳以上のポイント特典も利用できることです。3GBまでなら家族割とシニア特典で実質月額858円、Rakuten Linkなら国内通話が原則無料になります。通話・店頭操作・安全対策のパックも選べるため、端末、家族割、必要なサポートを事前に確認しておきましょう。
料金だけでなく、本人が無理なく電話や基本操作を続けられる方法を選べば、乗り換え後も安心して利用できます。ここまでの内容を、本人と家族でゆっくり確認できたなら十分です。焦って今日決める必要はありません。納得できたタイミングで、本人の楽天IDからキャンペーンにエントリーしてください。