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夏なのに冷える…関節痛・神経痛に

公開日:2025/08/11 更新日:2026/05/26
連日の猛暑の中、冷房による体の冷えを訴える人も少なくありません。 効きすぎる冷房やじめじめとした湿気は体の冷えを引き起こし、胃腸の不調だけではなく、肩こりや手足の冷え、こわばり、関節痛・神経痛の原因にもなります。 健康な人でも長時間冷房にさらされると冷えを感じ血管が収縮し、血の流れが悪くなると関節や神経の痛みを引き起こします。 また、代謝が落ちることで水分や老廃物が体に溜まると関節の腫れと痛みが現れます。 夏の冷えによる関節痛・神経痛には体を温め、水分代謝を促進させるような働きや血行を促す作用のある漢方薬が有効です。 ここでは「桂枝加苓朮附湯」と「疎経活血湯」をご紹介します。
〇桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう) 関節痛や神経痛、手足のしびれ、こわばりに適応します。 冷房や寒さよって「冷えて痛む」症状に。手や足が冷えやすく、温めると楽になる方に。 体を温める生薬が入っており、水分代謝を促し体を温めて痛みを鎮めてくれます。 関節リウマチの腫れや痛みに対して、指の関節の炎症は治まったが、冷えると痛む場合には体をあたため、痛みを発散させる作用があります。また、関節が痛んで曲げ伸ばしがつらいようなときに。 冷えがあって体力がなく、汗は出るが尿の出が悪いような場合にも適します。 体力虚弱の人向きです。 桂枝加苓朮附湯は「冷え」と「水分の停滞」が原因で起こる場合の関節痛や神経痛に用いられます。冷えや痛みに即効性がある場合もあります。 〇疎経活血湯(そけいかっけつとう) 季節問わず一年中痛む場合に。血液や水分の流れをよくし、血液循環や水分代謝を活発にしてくれます。雨の日や天気が悪くなると痛みが増す、ひざに水が溜まりやすく、痛む方に。 冷えている部分を温めたり、過剰な水分をとり除いたりすることで関節痛による痛みやしびれを改善します。血行の悪い人の腰痛、関節痛、神経痛に用いられ、加齢に伴って増える変形性関節症や変形性脊椎症、関節リウマチの痛みに用いられることもあります。腰から足にかけての筋肉、関節、神経が痛み、冷えたときに痛みが増す腰痛に有効です。 体力中程度の人向きです。 疎経活血湯は「血」の不足、「血」の滞り、水分の停滞を改善する作用があります。比較的穏やかに作用します。関節痛・神経痛・しびれ等、全身の痛みに幅広く対応します。 しびれを伴う腰下肢痛の場合で冷えが強く、すでに長い間こわばりでこまっているような場合は、疎経活血湯と八味地黄丸の併用が有効です。 生活習慣や食事と共に、ご自身の体質・症状にあった漢方薬をとり入れてみてはいかがでしょうか。