パソコンで音声の出るゲームや動画を鑑賞するために買いました。製品画像にある手前に出たプラグが遠目にマイクに見えたため、会議用だと誤解して購入が遅れてしまいました。
購入時の状態のままかぶると耳の下部まで届かず、圧迫感がひどくて頭痛がしました。調べてみたところ、ヘッドバンドをつかんでそこから出ている金属の腕を下に強く引っ張ると、長さが調節できることが分かりました。それで、少し伸ばしてから耳に付けてみると、イヤーカップの中に耳たぶが収まるようになりました。イヤーカップは顔の上下だけでなく前後方向にも少し回せるので、密閉している感じがしました。それでも圧迫感は残り重量もあるから、長時間または猛暑日の使用には適さないと思いました。
また、イヤーカップの近くに金属とケーブルが露出しているため、着脱の際にそれらが手に当たって邪魔でした。金属が繋がれているところにはワッシャーのような部品が付いていて、首を振った時にそこからカラカラという音が出て気になりました。
特に高音質ではありませんでしたが、無駄な補正をしていなくて聞き取りやすい音でした。音量調節用のダイヤルが付いていたのが、とても気に入りました。システムの全体音量を中間にして、テスト用の音を流しながら快適な音量になるようにダイヤルを合わせると、アプリ側では余り音量を変えずに済んで便利でした。密閉性があるから、最初は小さい音でも、耳が慣れるとはっきりと聞こえました。
私は騒音の多い地域に住んでいるため、遮音性能に期待していました。バッテリーの残量や寿命を心配しなくてよい、有線のパッシブノイズキャンセリングヘッドホンは希少だからです。
ヘッドホンに音を流していない状態で、遠くの雑音はほぼ聞こえなくなり、中程度の騒音は少し残る程度になりました。しかし、近くからの騒音は軽減するものの耳障りなままでした。迷惑車両のエンジンの音など、不快な騒音に限って通りやすくて困りました。本国の情報によると、音楽鑑賞もできる特殊業務向けの製品のため、おそらく屋外での安全性に配慮してあるようでした。よって、遮音性能は耳に詰めるスポンジ状の耳栓と同等か、それよりも多少劣ると評価しました。屋内での娯楽専用に、遮音性能を上げてほしいと思いました。