20世紀後半から若手を中心にバリックを使ったフランス的なワイン造りが広まりジワジワと存在感を示し始めたドイツ。
近年は地球温暖化の影響もあり特に北側が注目すべき産地となりつつある。
フリューブルグンダーはピノノワールの突然変異種でフランスではピノマドレーヌと呼ばれている。生育期間が短く収穫が早くできる為、過剰に熟れた状態にならずエレガントなワインに仕上がるのだという。
当ワインの同ヴィンテージに出会ったのは3年前、今回はどこまで綺麗に熟成したか気になり購入。完熟しておりピノらしい華やかさと熟した赤果実の風味が広がる。チャーミングではあるが重心は低めで目の詰まったミネラル感もあり満足度はかなり高い。
酸も穏やかで適度な熟成を経て綺麗にまとまっており、ブルゴーニュのピノにも匹敵するどころか同価格なら圧倒的に上。
控えめに言ってヴォルネイやポマールの村名にも匹敵する。
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共にドイツの大学でワイン造りを学び世界中のワイナリーで研鑽を積んだカティアとイエンス夫婦がラインヘッセンのベンデルスハイム村で2009年より営む小さな小さなワイナリー。
少しずつ畑を買い足し栽培品種も増やしていき、現在は約10haの中に石灰岩や砂岩、火山岩など多岐に渡る土壌に合わせてそれぞれに適した品種を作付けしている。
有機農法と伝統的なワイン作りに定評がある。
畑の写真を見るからにまだ樹齢も若い。
今後畑が更に良くなるのと併せて栽培・醸造技術も更に高まって行くであろう事からこの生産者は中長期に渡り気にかけていきたい。