~夏バテ・だらけ気分をリセット!オーラルケアで生活リズムを取り戻す~
夏の暑さは、体力だけでなく心のやる気にも影響を与えるもの。毎日続けてきたはずのオーラルケアも、気がつけば「今日はいいか」とサボりがちになっていませんか?特に真夏は、暑さによる体調不良や生活リズムの乱れから、歯磨きやうがいなどの日常的なケアが後回しになりやすい時期です。
しかし、こうした「ちょっとした油断」が続くと、むし歯や口臭、歯周病といったトラブルが一気に表面化するリスクも。今回は、暑さで乱れがちなオーラルケア習慣を見直し、気持ちよく立て直すためのポイントをご紹介します。
1. なぜ夏はケア習慣が乱れやすいのか?
● 暑さによる体力消耗・だるさ
猛暑が続くと、外出後に疲れきってしまったり、帰宅後にシャワーを浴びてそのまま寝てしまうことも。「歯磨きが面倒」と感じる心理的ハードルが上がってしまいます。
● 冷たい飲食物の増加
アイスやジュースなど糖分の多い冷たい食品を口にする頻度が増えるのも夏の特徴。にもかかわらず、食後の歯磨きがおろそかになると、むし歯リスクがさらに上がります。
● 夜更かし・生活リズムの乱れ
夜が涼しくなるにつれて、就寝時間が遅くなる人も多く、結果として夜のケアを忘れる、あるいは朝の起床が遅れてバタバタと歯磨きを飛ばしてしまう…といった悪循環に陥りがちです。
2. 今すぐ見直したい!
夏にありがちなケアの“抜けポイント”
● 歯磨きの「1日1回化」
忙しさや暑さを理由に、朝か夜のどちらかだけしか磨かなくなる人も。最低でも朝・夜の2回の歯磨きは基本です。夜の歯磨きはとくに重要。眠っている間は唾液が減り、菌が繁殖しやすいからです。
● 水分補給のついでに摂る“甘い飲み物”
熱中症対策としてスポーツドリンクや清涼飲料水を多用する人もいますが、糖分の取りすぎには要注意。飲んだ後は水で口をゆすぐ、または甘くないお茶などを選ぶ習慣をつけましょう。
● 舌ケアやうがいの省略
暑さによる口の渇きが進むと、舌苔(ぜったい)や口臭の原因になります。朝の舌磨きや、日中のうがいを取り入れるだけでも口内環境は改善します。
3. 夏でも続けられる!
やる気が続くオーラルケア習慣の工夫
● 涼しい時間に“歯磨きタイム”を固定する
暑さで面倒に感じやすいなら、比較的涼しい朝のうちや、入浴後のタイミングをルーティンにしてみましょう。お気に入りの音楽をかけたり、アロマで気分をリフレッシュするのも◎。
● 冷感・清涼系のケアアイテムを取り入れる
ミントの香りが爽快なマウスウォッシュや、冷感タイプの歯磨き粉など、「気持ちいい」と感じられるアイテムは夏にぴったり。暑さの中でも使いたくなるケア用品を選びましょう。
● ケアを“ながら習慣”に変える
テレビを見ながら、湯船に浸かりながらのデンタルフロスや舌ケアなら、時間を効率的に使えて続けやすいです。無理なく習慣化する工夫が大切です。
4. 夏に起こりやすい
口内トラブルを防ぐために
● 口呼吸の増加による乾燥
暑さで口を開けて寝ることが多くなると、口腔内が乾き、菌が繁殖しやすくなります。寝る前のうがいや、加湿器・マスクの活用もおすすめです。
● 食欲低下と咀嚼回数の減少
冷たい麺類など、噛む回数が少なくなる食事が増えると、唾液の分泌も減少。唾液は口内の自浄作用に関わる重要な存在です。ガムや口元エクササイズで意識的に唾液分泌を促しましょう。
● 夏特有の“酸性食品”の影響
レモン系ドリンク、炭酸水、ビタミン飲料などは、酸によって歯の表面を溶かす「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因になります。摂取後は口をゆすぐ・しばらく歯磨きを控えるなど、工夫が必要です。
5. ケア習慣を立て直すには“
気持ちの切り替え”が大切
習慣が崩れてしまったときに大切なのは「反省すること」よりも「仕切り直すこと」。今日からまた丁寧に歯を磨けば、口の中はきちんと応えてくれます。
以下のような“夏の習慣立て直し3ステップ”を意識してみましょう。
【夏のケア立て直し3ステップ】
見直す
→ どこで手を抜いてしまっているか、1日の流れの中でチェック!
整える
→ タイミングやアイテムを見直して、気持ちよくできる工夫を。
続ける
→ 完璧を目指さず、「できる範囲で続ける」ことが一番の成功法!
6. まとめ:
オーラルケアは心と体の
リズムを整える“スイッチ”
歯を磨く、うがいをする、口をゆすぐ——これらはほんの数分の行動ですが、その積み重ねが「きちんと生活している」という感覚につながります。
夏の暑さで乱れたリズムを整えるきっかけとして、まずはオーラルケアから見直してみませんか?“いつものケアを、ほんの少し心地よく”することで、生活全体に前向きなスイッチが入るはずです。
暑い季節こそ、さっぱり爽快に、そして丁寧に。自分のリズムを取り戻すために、今日からまた、歯ブラシを手に取ってみましょう。