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旬を食べるっていいこと。春野菜と山菜のある食卓 | にっぽん津々浦々

公開日:2026/04/07 更新日:2026/04/13

旬の春野菜・山菜を楽しもう!

春に旬を迎える野菜は「春野菜」と呼ばれ、「新玉ねぎ」や「春キャベツ」など、この時期ならではの名前で親しまれています。通年出回る野菜と比べて、葉や実がやわらかく、みずみずしく甘みがあるのが特徴です。 また、春といえば山菜も欠かせません。芽吹いたばかりの山菜は、ほろ苦さや独特の香りが魅力です。この苦みのもとである植物性アルカロイドやポリフェノールには、老廃物の排出を助ける作用や、新陳代謝に関わる働きがあるといわれています。 「アク抜きが面倒で苦手…」という方も多いかもしれませんが、実はこの苦みこそが春にうれしい栄養。山菜は、これから成長するために外敵から身を守る成分を持っており、それが私たちの体にもうれしい影響が期待されています。 日本で食べられる山菜は約350種類といわれていますが、その中でも一般的に食べられているのは80~100種類ほど。春ならではの味覚として、ぜひ楽しみたい食材です。

春野菜の特徴とおすすめの食べ方

●新玉ねぎ|甘くてみずみずしい春の定番 春に旬を迎える新玉ねぎは、水分が多く、辛みが少なく甘みを感じやすいのが特徴です。 香り成分の「硫化アリル」には、血液をサラサラにしたり、コレステロール値にも影響する可能性があるといわれています。 この成分は水に溶けやすく熱にも弱いため、生で食べるのがおすすめ。スライスして少し空気にさらすと辛みが抜け、さらに食べやすくなります。 ●春キャベツ|やわらかくて栄養もたっぷり 春キャベツは、冬のキャベツに比べて葉がやわらかく、ふんわりと巻いているのが特徴です。水分が多く、みずみずしい食感が楽しめます。 ビタミンCも豊富ですが、水に溶けやすく熱に弱いため、サラダなどで生食がおすすめです。 ●筍|春を感じる旬の味覚 筍はカリウムが豊富で、むくみ対策や高血圧予防に関わる栄養素を含んでいます。食物繊維も多く、腸内環境を整える働きも期待されています。 アク抜きが必要な食材ですが、主な栄養素は大きく失われないため安心です。炊き込みご飯や煮物など、春らしい一品で楽しみたいですね。

春の山菜の魅力と栄養

●ふきのとう|春の訪れを感じるほろ苦さ ビタミンEやカリウムを含み、抗酸化作用や血圧に関わる働きがあるといわれています。つぼみが開く前のものがやわらかく、香りも豊かです。 ●わらび|下処理が大切な山菜 ビタミンB2が豊富で、脂質の代謝に関わる栄養素です。アクが強いため、しっかりとしたアク抜きが必要です。 ●ぜんまい|食物繊維たっぷり 葉酸や食物繊維が豊富で、煮物やナムルなど幅広い料理に使えます。こちらもアク抜きを丁寧に行うことがポイントです。 ●たらの芽|山菜の王様 カリウムや葉酸を含み、独特の食感と風味が魅力。天ぷらにすると、春らしい味わいをしっかり楽しめます。 ●こごみ|栄養バランスの良い山菜 βカロテンやビタミンC・Eが豊富で、抗酸化作用があるといわれています。油と一緒に調理すると、栄養の吸収率が高まります。 ●うど|香りと食感が魅力 さわやかな香りとシャキシャキした食感が特徴。カリウムやポリフェノール(クロロゲン酸)を含み、日々の体調管理に取り入れたい食材です。 ●ふき|春の定番食材 カリウムを多く含み、低カロリー。ほろ苦さと食感が特徴で、煮物にぴったりの食材です。

旬を食べることは、体を整えること

春野菜や山菜は、少し手間がかかるものもありますが、今の季節にしか味わえない特別な食材です。旬の食材は、その時期の体に必要な栄養をしっかりと含んでいます。 無理に難しい調理をしなくても、シンプルに味わうだけで十分。ぜひ日々の食卓に春の恵みを取り入れて、季節を楽しみながら、体をやさしく整えていきましょう。
吉野 愛(YOSHINO AI) 管理栄養士×フードスタイリスト×食育インストラクター 江上料理学院にて勤務、講師経験を経て、管理栄養士として独立。 外食店の健康的なメニューの開発、栄養アドバイス、野菜ソムリエ、食育インストラクターなどの栄養講座の講師やフードスタイリストとして活動中。 栄養バランスはもちろん、見た目の美しさや2児の母としての視点をいかして、 皆様の暮らしに役立つ分かりやすい記事をお届けします。

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