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体の内側から整える、花粉症ケアの食習慣 | にっぽん津々浦々

公開日:2026/04/03 更新日:2026/04/13

花粉症と食事の関係

春になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉症の症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。薬で症状を抑えることも大切ですが、実は毎日の食事を整えることも、症状を和らげるサポートにつながる可能性があります。 体には、異物が侵入したときに身を守る「免疫システム」が備わっています。花粉が体内に入ると、免疫がこれを異物と判断し、「IgE抗体」を作ります。この抗体が肥満細胞と結びつき、再び花粉が侵入した際にヒスタミンなどの物質が放出されることで、くしゃみや鼻水、かゆみといった症状が起こります。 こうした反応を和らげるためには、免疫バランスを整えることが重要とされています。そのためには、規則正しい生活習慣とバランスのよい食事、適度な運動を意識していきましょう。

花粉症対策におすすめの栄養素

花粉症の症状緩和が期待されるといわれる栄養素を、日々の食事に取り入れていくことがポイントです。 ●オメガ3系脂肪酸|炎症を抑える働き オメガ3系脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きがあり、アレルギー症状の緩和が期待されるといわれています。青魚に多く含まれ、植物性ではアマニ油やえごま油にも含まれています。 【多く含む食品】 マグロ/サンマ/サバ/イワシ/アマニ油/えごま油 ●ビタミンA|粘膜を守る ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を保つ栄養素です。鼻やのど、目の粘膜を守ることで、花粉の影響を受けにくくする働きが期待されるといわれています。 【多く含む食品】 鶏・豚・牛のレバー/うなぎ/にんじん/ほうれん草 ●ビタミンC|アレルギー反応をやわらげる ビタミンCは、ヒスタミンの分解を促し、アレルギー反応の軽減に関与する可能性があるといわれています。水溶性のため体に蓄えにくく、こまめに摂ることが大切です。 【多く含む食品】 赤・黄ピーマン/ブロッコリー/キウイ/柑橘類/いちご ●ビタミンD|免疫機能をサポート ビタミンDは骨の健康だけでなく、免疫機能の調整にも関わる重要な栄養素です。近年では、アレルギーとの関係にも注目されています。 【多く含む食品】 カツオ/サケ/サンマ/きくらげ/干ししいたけ

花粉症と腸内環境の深い関係

実は、体の免疫細胞の約60〜80%は腸に存在しており、腸は「最大の免疫器官」とも呼ばれています。腸内環境の状態は、花粉症の発症や症状の重さにも関係していると考えられています。 そのため、花粉症対策としても腸内環境を整えることがとても重要とされています。

腸内環境を整えるおすすめ食材

●発酵食品|善玉菌を増やす 発酵食品に含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、腸内環境を整え、免疫バランスをサポートします。ヨーグルト、納豆、味噌、キムチなどを日常的に取り入れるのがおすすめです。 ただし、チーズやワインなど一部の発酵食品にはヒスタミンが多く含まれるものもあり、体質によっては症状を悪化させる可能性があるため、様子を見ながら取り入れましょう。 【おすすめ食品】 ヨーグルト/納豆/味噌/キムチ ●食物繊維|腸内環境の土台を整える 食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を良好に保つために欠かせません。毎日の食事に意識して取り入れたい栄養素です。 【多く含む食品】 オートミール/もち麦/ごぼう/きのこ類/海藻類

まとめ|食事は“体質改善のサポート役”

食事による花粉症対策は、薬のようにすぐに効果が出るものではありません。 しかし、日々の積み重ねによって体の状態を整え、症状をやわらげるサポートにつながる可能性があります。 重い症状がある場合は薬による治療が必要ですが、食事はあくまで補助的なケアとして取り入れるのがおすすめです。 できることから少しずつ。毎日の食事を見直しながら、つらい季節を少しでも快適に過ごしていきましょう。
吉野 愛(YOSHINO AI) 管理栄養士×フードスタイリスト×食育インストラクター 江上料理学院にて勤務、講師経験を経て、管理栄養士として独立。 外食店の健康的なメニューの開発、栄養アドバイス、野菜ソムリエ、食育インストラクターなどの栄養講座の講師やフードスタイリストとして活動中。 栄養バランスはもちろん、見た目の美しさや2児の母としての視点をいかして、 皆様の暮らしに役立つ分かりやすい記事をお届けします。

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