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なぜ夏に酸っぱいものが食べたくなるの?クエン酸の秘密 | にっぽん津々浦々

公開日:2026/07/10 更新日:2026/07/10
暑くなると、なぜか酸っぱいものが食べたくなることはありませんか? 梅干しや酢の物、レモンを使った飲み物などは、昔から夏の定番として親しまれてきました。「酸っぱいものは疲労回復に良い」と聞いたことがある方も多いと思います。 実際に、その酸味のもとである「クエン酸」には、私たちの身体をサポートするさまざまな働きがあります。 今回は、クエン酸とはどのような成分なのか、身体への働きや多く含まれる食品、毎日の食事への取り入れ方についてわかりやすくご紹介します。

クエン酸とは?

クエン酸は、レモンや梅干しなどの酸味を生み出している「有機酸」の一種です。特に柑橘類や梅に多く含まれており、爽やかな酸味の正体でもあります。 実はクエン酸は、食べ物の中だけでなく私たちの身体の中でも作られています。体内では「クエン酸回路」と呼ばれるエネルギーを生み出す仕組みが働いており、食事から摂った糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーへと変換しています。こうした仕組みの中で、クエン酸は重要な成分のひとつです。

クエン酸のうれしい働き

✅エネルギーづくりに関わる クエン酸は、体内でエネルギーを生み出す仕組みに関わる成分です。暑い季節の食生活にも意識して取り入れたい成分です。 ✅食欲アップに役立つ 暑さで食欲が落ちやすい季節ですが、酸味には唾液や胃液の分泌を促し、食欲を高める働きがあります。暑い季節の食事にも取り入れやすい食材です。 ✅消化を助ける 唾液に含まれる消化酵素「アミラーゼ」が、ごはんやパンなどに含まれるでんぷんの消化を助けます。胃腸への負担を軽減する効果も期待できます。 ✅ミネラルの吸収を高める クエン酸には「キレート作用」と呼ばれる働きがあります。これはカルシウムや鉄、マグネシウムなどのミネラルを吸収しやすい形に変える作用です。そのため、 ☑カルシウム不足が気になる方 ☑骨の健康を維持したい方 ☑ミネラルを意識している方 にもおすすめです。また、汗とともに失われやすいミネラルの補給サポートにも役立つといわれています。

クエン酸を多く含む食品

クエン酸は次のような食品に多く含まれています。 ✅柑橘類 ・レモン ・みかん ・グレープフルーツ ・かぼす ・すだち 特にレモンはクエン酸が豊富で、果汁100gあたり約6.5g含まれています。そのまま食べるのは難しいため、水や炭酸水に加えてレモン水として楽しむのがおすすめです。 ✅梅干し 昔から夏の保存食として親しまれてきた梅干し。クエン酸を手軽に摂取できる代表的な食品です。 ✅お酢 ・りんご酢 ・穀物酢 ・黒酢 などにもクエン酸が含まれています。酢の物やドレッシングとして取り入れると、無理なく続けられます。 ✅キウイフルーツ 実はキウイにもクエン酸が含まれています。レモンほど酸味が強くなく、甘みもあるため、お子さまでも食べやすい果物です。 ヨーグルトと組み合わせることで、カルシウムの吸収をサポートする効果も期待できます。

クエン酸を上手に取り入れるポイント

クエン酸は体内に長期間蓄えておくことができません。そのため、一度にたくさん摂るよりも、1日の中でこまめに取り入れることが大切です。例えば、 ・朝のレモン水 ・昼食の酢の物 ・おにぎりの梅干し ・おやつにキウイや柑橘類 など、毎日の食事に少しずつ取り入れてみましょう。

まとめ

クエン酸は、体内でエネルギーを生み出す仕組みに関わる成分です。暑さで食欲が落ちやすい季節には、梅干しやレモン、酢の物などの酸味を上手に活用しながら、毎日の食事を楽しんでみましょう。酸っぱいパワーを味方につけて、暑い夏を元気に乗り切りましょう。
吉野 愛(YOSHINO AI) 管理栄養士×フードスタイリスト×食育インストラクター 江上料理学院にて勤務、講師経験を経て、管理栄養士として独立。 外食店の健康的なメニューの開発、栄養アドバイス、野菜ソムリエ、食育インストラクターなどの栄養講座の講師やフードスタイリストとして活動中。 栄養バランスはもちろん、見た目の美しさや2児の母としての視点をいかして、 皆様の暮らしに役立つ分かりやすい記事をお届けします。

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