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薬になる?!チョコレートの秘密 | にっぽん津々浦々

公開日:2026/02/10 更新日:2026/02/10

はじめに

2月といえば、バレンタインの季節ですね。 本来は家族や親しい友人と愛を祝う日とされていますが、日本ではすっかりチョコレートを贈り合うのが定番となっています。 今回は、そんなチョコレートや、その元となるカカオの栄養的な面、医薬品分野での使われ方を解説していきます。

チョコレートの歴史

今日では甘くて口当たりの良い嗜好品であるチョコレートですが、それ以前にはどのように扱われていたか、皆さんはご存じでしょうか? チョコレートの起源は、マヤ文明など中米の古代文明にさかのぼるとされています。 カカオ豆をすりつぶして様々なスパイスを混ぜて水に溶かしたものを、神聖な儀式に使ったり、薬として滋養強壮を目的に飲用したりしていたようです。 16世紀にヨーロッパに持ち込まれた当初は、冷たく苦い粘度の高い飲み物であったものが、19世紀以降に甘くて飲みやすい温かい飲み物へ、さらには食べやすい固形のスイーツへと変化していったのです。

チョコレートの栄養

18世紀に日本へやってきたチョコレートは、量産されるようになり、1960年代からバレンタインデーの贈り物として定番となりました。 その栄養素として有名なのが、高い抗酸化作用を持つカカオポリフェノールで、チョコレートの苦みや渋みのもとでもあります。 また、苦みや香り成分であるテオブロミンは、研究報告などで脂肪の蓄積に影響する可能性が示されており、健康面でも注目されている成分です。 一方で、お菓子として市販されているものは、糖質や脂質が高いものが多く、カロリーも高めです。肥満や体重増加につながる恐れがあるため、食べすぎには注意が必要です。

医薬品としてのチョコレート

現在でも、チョコレートは医薬品として使われているのでしょうか? さまざまな成分を配合して効果をうたったチョコレートも多く市販されていますが、残念ながら医薬品としての効果が認められるものはありません。 しかし実は、チョコレートの元となるココアパウダーには、甘さだけではごまかしきれない苦味のマスキング(抑制)効果があることが分かっています。 さらに、先ほども出てきた香り成分であるテオブロミンは、リラックスに関係する成分として注目されています。 こうした性質を利用して、服薬を容易にするためのゼリー状のオブラートには、チョコレート味のものが多く市販されています。 苦みのある薬や、臭いの強い漢方薬などを飲むのが苦手という方の補助として利用されることがあります。 市販品をなかなか使い切れず、買うのはちょっともったいないな…というときは、少量のココアパウダーとハチミツをペースト状に練ったもので代用することもできます。 ※ハチミツにはボツリヌス菌が含まれる可能性があります。 乳児ボツリヌス症の発症を防ぐためにも1歳未満の乳児には与えないでください。
また、チョコレートを口に入れたときの、スッと溶ける口どけの良さは、皆さんも感じたことがあることでしょう。 チョコレートの油分であるココアバター(カカオ脂)は、融点が32~39℃であるため、ヒトの体温で速やかに溶けます。 これを活かして、軟膏や坐剤の基材や、口紅やクリームといった化粧品にも広く使われています。

最後に

複雑な味わいと背景を持ったチョコレート。 私たちの生活の中にすっかりなじんでいます。 バレンタインデーをきっかけに目にすることがぐっと増えるこの時季に、ただの甘いお菓子ではないチョコレートへ、思いをはせてみてはいかがでしょうか。
むすたーはむ ナチュラルフードコーディネーター×薬剤師 薬剤師として病院や薬局勤務後、出産を機に主婦へ。 子どもの食物アレルギーをきっかけに、グルテンフリーの米粉パン作りやヘルシーな植物性素材のレシピに興味をもち、ナチュラルフードコーディネーターの資格を取得。 現在は4人育児のかたわら、アレルギー対応や、プラントベースのレシピ発信を続けています。

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