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冬の午後、0秒で南国へ。香りが連れて行く「大人の脳内バカンス」

公開日:2025/12/25 更新日:2026/04/14
スタッフライター:こじ

忙しない師走、そして正月の気配

師走の名の通り、12月は目まぐるしく気配が変わっていきます。 クリスマスが過ぎ、街のイルミネーションが片づけられると、世情はすっかり“年末年始モード”へ…… そんな慌ただしい空気の中で、早くも年明けの「あの感覚」が、自然と想起されます。 松の内が明け、正月飾りを片付けると、部屋の空気がいつもの日常へと戻っていく、少し物寂しい感覚―― 仕事始めから一週間、体と頭のスイッチを無理やり切り替えて走り出したものの、ふとした瞬間に年末年始の疲れがどっと押し寄せてくる……。 毎年繰り返される、そんな光景です。 お雑煮におせち、七草粥と、日本の伝統的な「和の味」に包まれ続ける年始の時期…… そろそろ、醤油や出汁の香りから少し離れて、まったく違う空気を吸い込みたくなる頃かもしれません。 今回は、冬の食卓にいながらにして、心をはるか遠い南国の地へと遊ばせる、そんな「香りのある時間」について思いを馳せてみます。

香りは、記憶を運ぶ連想スイッチ

寒さが最も厳しくなるこの季節……窓の外にはどんよりした鉛色の空や、凍てつくアスファルトの景色が広がっています。 そんな景色を眺めながら、あえてキッチンに「異国の香り」を漂わせてみる―― それは、大人の私たちに許された、ささやかな逃避行と言えるかもしれません。
例えば、ほろ苦く濃厚なカカオや、鼻に抜けるシナモンの刺激。 あるいは、甘いバニラやココナッツの香り。 これらがふわりと立ち昇った瞬間、張り詰めていた冬の寒気が一変し、まるで旅先のカフェやリゾートホテルのラウンジにいるような、ゆったりとした時間が流れ始めることでしょう。 嗅覚は、五感の中でも特に記憶や感情と直結していると言われます。 異国の香りを深く吸い込むだけで“連想ゲーム”が始まり、強張っていた肩の力が抜け、脳内の景色がガラリと変わる…… そんな体験に覚えのある方も多いことでしょう。

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異国の香りで、気分転換のティータイムを

・甘いスイーツの余韻を楽しむ:[フレーバーティー・紅茶] ・コクのある甘みで自分をいたわる:[黒糖・甘味料] ・旅する気分を盛り上げるスパイス:[お好みのスパイス]

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余ったお餅に、異国のドレスを着せて

そんな「脳内バカンス」のお供に、お正月の名残である「お餅」を使ってみるのはいかがでしょうか。 焼き海苔と醤油の組み合わせも素晴らしいものですが、少しマンネリを感じているのなら、お餅に“異国のドレス”を着せてあげるのも一興です。 真っ白なお餅は、どんな素材とも馴染む懐の深さを持っています。 バターやスパイス、あるいはミルクと一緒に温めることで、和食材であることを忘れてしまうほど新しい表情を見せてくれます。 熱々のカップを両手で包み込み、湯気に顔を近づけて目を閉じる数分間―― それはさながら、パスポートのいらない、0秒でいける南国への旅です。 いつものティータイムを少しだけ特別にして、新年の日常を走るためのエネルギーに変えてみてはいかがでしょうか。

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【今夜の一皿】

お正月の切り餅が、アジアンデザートに大変身♪ 朝日新聞「料理メモ」から、甘い香りが恋しい午後にぴったりのレシピをご紹介します。

ココナツミルクの黒糖汁粉

主な材料(2人前)

1.ココナツミルク200ml 2.牛乳100ml 3.黒砂糖粉末20g 4.切り餅2個 5.クコの実大さじ1

作り方

1.鍋にココナツミルク、牛乳、黒砂糖を合わせ中火にかけます 2.混ぜながら煮溶かし、煮立ち始めたら弱火にし、ぐらぐら煮立てないように黒砂糖を溶かします 3.溶けたら火を止めます 4.餅は角切りにし、こんがりと焼きます 5.クコの実はぬるま湯で戻します 6.器に熱いココナツミルク汁を注ぎ入れ、焼いた餅を入れ、クコの実を散らします
2021年1月3日掲載 「ココナツミルクの黒糖汁粉」から

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