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第3弾:「TPOで選ぶ着物と、あると便利な日傘の話」

公開日:2025/11/27 更新日:2026/04/02
  • 通勤通学中の隙間時間で読める、さくっとやさしい着物辞典。第3弾は「着物のTPO」(お茶会・結婚式・成人式・卒業式・街着・夏祭り・歌舞伎観劇・発表会・懇親会などシーン別の着物)です。 「着物って、どれを着ればいいの?」「柄や色の決まりってあるの?」 そんな“ちょっとした不安”をほぐすように、 代表的なシーンごとの着物選びを、「これさえ見れば、何を用意すればいいかすぐわかる」やさしい読み物としてまとめました。 シーンごとに必要アイテムは違いますが、 実は「基本の着付け小物」はほぼ共通。 そこに 帯の格・バッグの雰囲気・草履の種類 を足すだけで どのTPOにも対応できます。 着物の世界はルールが多いように見えますが、 実は「その場の空気に合っていれば大丈夫」。 基本だけ押さえれば、ぐっと気軽に楽しめます。 そして外を歩く日は、和装でも洋服でも役に立つのが 100%遮光の日傘。 「晴れの日のお守りみたいな存在」だと思って読んでくださいね。

    1|結婚式(参列)

    結婚式は、着物がいちばん華やかに輝く場。 でも難しく考えず、 “お祝いの気持ちが伝わる、少しよそ行きの着物” を選べばOKです。 ・親族なら「黒留袖」や「色留袖」 ・友人として参加するなら「訪問着」が安心 柄は、お祝いの意味のあるお花や文様がよく合います。 松竹梅、鶴、四季の花……どれも華やかだけど上品。 移動のときは、洋服にも馴染む落ち着き色の遮光日傘が便利。 式場の最寄駅から歩く間だけでも、日差しや雨から助けてくれます。 ■ 着付け小物(必須) ・長襦袢(半衿つき) ・帯枕(やや高め) ・帯板(硬め) ・腰紐 ×3〜4本 ・コーリンベルト(あると便利) ・タオル数枚(補正用) ・伊達締め ×2 ・襟芯 ■ 帯まわり ・袋帯(フォーマル用、金銀糸入り) ・帯揚げ(淡色・上品系) ・帯締め(丸組・金糸入りなど) ■ バッグ ・フォーマル用の小ぶりバッグ └ がま口、金銀の織り生地、ビーズなど ■ 草履 ・低め〜中ヒールのフォーマル草履(エナメル・金銀系) ■ 季節の小物 春:薄手のショール 冬:上質なコート or 和装ファー(会場内では外す)

    2|成人式

    “人生でいちばん華やかでいい日”。 なので「振袖」は、多少派手かな?と思うくらいがちょうどいいんです。 大柄のお花や古典柄など、明るくて力強い模様は 「これから花開く未来」を象徴する縁起の良い柄ばかり。 ■ 着付け小物 ・長襦袢(刺繍半衿も人気) ・帯枕(大きめ) ・帯板(2枚使いも) ・腰紐多め ・伊達締め ×2 ・コーリンベルト ・タオル多め(振袖は補正が重要) ■ 帯まわり ・振袖用袋帯(華やか) ・帯揚げ(明るめ・ボリューム系) ・帯締め(装飾つき) ・重ね衿(振袖なら必須に近い) ■ バッグ ・振袖バッグ(エナメル・ビーズ・金糸系) ■ 草履 ・振袖用の高さがある草履 ■ 季節の小物 ・ショール(白系フェイクファーが定番)

    3|卒業式

    卒業式の「袴」姿は、どこかノスタルジックで素敵。 学生生活の締めくくりなので、 “きちんとしつつも少し華やか” がちょうど良い雰囲気です。 矢羽根柄や桜模様など、 古くから「成長」や「旅立ち」を表す柄が人気。 ■ 着付け小物 ・二尺袖の長襦袢 ・腰紐 ×3 ・コーリンベルト ・伊達締め ・帯板 ・襟芯 ・タオル ■ 帯まわり ・半幅帯 or 袴用帯 ■ バッグ ・小ぶりバッグ or 巾着風バッグもOK (卒業式はカジュアル寄り) ■ 草履・靴 ・草履 ・またはブーツ(袴に人気) ■ 季節の小物 ・肌寒い時はショール ・コートはシンプルなもの

    4|お茶会

    お茶会は「控えめで上品」がキーワード。 無地に見える「色無地」や、細かな柄の「江戸小紋」がよく選ばれます。 派手にする必要は全然なくて、 “静かな季節感をまとう” くらいの気持ちで大丈夫。 行き帰りは、無地っぽい落ち着いた日傘が一番。 洋服にも合わせやすいので、普段使いにも重宝します。 ■ 着付け小物 ・長襦袢(半衿は白が基本) ・腰紐 ・伊達締め ・帯板(硬すぎないもの) ・えり芯 ・タオル ■ 帯まわり ・名古屋帯 ・帯揚げ(無地・控えめ色) ・帯締め(平組で上品に) ■ バッグ ・シンプルな和装バッグ ・洋服にも合う布バッグでもOK(大ぶりNG) ■ 草履 ・低めの草履(落ち着いた色) ■ 季節の小物 ・冬は道行コート ・夏は透け感のある夏帯や麻の襦袢

    5|街着(ふだんのお出かけ)

    着物をぐっと身近にしてくれるのが、この「街着」。 「小紋」や「紬」、「木綿の着物」など、 “ちょっとそこまで” にも着られる気軽さが魅力です。 柄も自由。北欧風のモダン柄でもいいし、 季節の花柄でもかわいい。 着物ビギナーさんはここから始める方が多いです。 街歩きには、普段の洋服にも使える日傘が大活躍。 結局いちばん使うのはここなので、 シンプルめの100%遮光日傘がおすすめです。 ■ 着付け小物 ・普段着物の基本セット(長襦袢または半襦袢) ・腰紐 ・伊達締め ・帯板 ・襟芯 ■ 帯まわり ・名古屋帯・半幅帯のどちらもOK ・帯締め・帯揚げで季節感をプラス ■ バッグ ・和装バッグ/かごバッグ/洋服用バッグ (街着は自由!) ■ 草履・靴 ・カジュアル草履・下駄 ・冬はブーツも可(木綿着物やデニム着物なら相性◎) ■ 季節の小物 ・ストール・羽織 ・夏は涼しげな帯や麻素材

    6|夏祭り(浴衣)

    「浴衣」は「着物の入り口」とよく言われます。 ルールも少なく、軽やかで、夏らしい楽しさが魅力。 朝顔・金魚・花火・麻の葉…… 夏らしい柄がなんでも似合います。 色は紺や白が涼しげ。 夏の外歩きは日差しが強いので、 完全遮光の日傘はもう“夏の相棒”。 浴衣にもTシャツにも合うので、どんな服の日でも頼もしい存在です。 ■ 着付け小物 ・浴衣スリップ(ワンピース型が涼しい) ・腰紐 ×2 ・コーリンベルト(なくても可) ・伊達締め(薄手) ・帯板(薄め) ■ 帯まわり ・半幅帯 ・帯飾り(根付け・帯留めなど) ■ バッグ ・かごバッグ ・巾着 ■ 草履・下駄 ・下駄が定番 ・歩きやすさ重視なら草履もOK ■ 季節の小物 ・うちわ ・夏用羽織(シアー素材など)

    7|歌舞伎・能・日本舞踊の観劇

    観劇の日は、ちょっと特別。 劇場という「非日常」へ行くので、 普段よりすこし上質な着物がよく似合います。 小紋でも色無地でも、すっきりした柄なら十分。 日本舞踊なら季節の花柄も素敵です。 移動の合間だけ使うので、 上品な無地の遮光日傘がよく馴染みます。 洋服の観劇スタイルにも合う万能カラーが使いやすいです。 ■ 着付け小物 ・長襦袢(半衿はいろいろOK) ・腰紐 ・伊達締め ・帯板 ・襟芯 ■ 帯まわり ・名古屋帯・付下げなら袋帯 ・帯締めは落ち着き色 ■ バッグ ・小ぶりで上品なバッグ ・洋服にも合う黒系バッグも◎ ■ 草履 ・中ヒール草履(歩きやすい) ■ 季節の小物 ・羽織(劇場は冷えることも) ・コート(冬)

    8|発表会(演奏会・作品展など)

    “晴れの舞台を応援する日”。 「訪問着」や「付下げ」など、ほどよく華やかな着物が合います。 色は淡いピンクや水色など、“やさしい明るさ” が人気。 屋外で写真を撮ることも多く、 白系の日傘は肌をきれいに映してくれるので重宝します。 終わった後の普段のお出かけにも違和感なく使えます。 ■ 着付け小物 ・長襦袢 ・腰紐 ・伊達締め ・帯板 ・襟芯 ■ 帯まわり ・訪問着:袋帯 ・付下げ・小紋:洒落袋帯 or 名古屋帯 ・帯締め・帯揚げは明るめ色も◎ ■ バッグ ・上品なフォーマル寄りバッグ ■ 草履 ・低〜中ヒールの草履 ・柔らかい色が写真映え ■ 季節の小物 ・ショール ・光沢ある羽織も素敵

    9|懇親会・パーティー

    かしこまりすぎず、でもきちんとした場。 会場によって着物の選び方が少し変わります。 ホテル → 「訪問着」・「付下げ」 カジュアル会場 → 「小紋」や「紬」 帯回りで華やかさを少し足すと、 場の雰囲気にちょうどよく溶け込みます。 夕方の懇親会でも、行き帰りはまだ日差しが強い季節も。 そんなとき便利なのが、普段使いできる落ち着きトーンの日傘。 一つ持っておけば、どんなコーデの日にも寄り添ってくれます。 ■ 着付け小物 ・長襦袢 ・腰紐 ・伊達締め ・帯板 ・襟芯 ■ 帯まわり ・訪問着:袋帯 ・カジュアル会:名古屋帯 ・色や柄で「ちょっと華やか」をプラス ■ バッグ ・小ぶりのパーティーバッグ ・洋服用クラッチでも着物に合うものならOK ■ 草履 ・上品系草履 ・ゴールド系は洋服にも和装にも馴染む万能カラー ■ 季節の小物 ショール ・やわらか素材の羽織 ・冬はコート
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    更新日05/18(05/11〜05/17集計)
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