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産後の生理に関する悩み...
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公開日:2025/07/17 更新日:2025/10/02
産後の生理に関する悩み
産後の生理が再開しても量が少なかったり、不順だったり、これが生理と言えるのか、何かの病気ではないかと悩んでおられる方がいます。また、1年過ぎたのに生理が再開しない。このまま様子を見て良いのか、受診したほうがいいのか等と不安に感じている方もいます。今日は、そんな「生理とは」「産後の生理はいつ再開するの」「生理が再開しないときの受診」についてお話しさせていただきます。
生理とは
意外に思われるかもしれませんが、女性でも生理について誤解していることがあります。産後の生理の再開についてお話する前に、生理について確認しておきましょう。 女性では初潮を迎えてから閉経するまで、ほぼ一定の周期で生理がみられます。 生理周期:生理開始日から次の生理の前日までの日数を言い、正常では25~38日間、平均28日周期になります。しかし28日周期の人は全体の10~15%程度しかありません。プラスマイナス1週間程度のずれは普通で、個人差が見られます。 生理の日数:出血が持続する期間を言います。正常では3日から7日間、平均5日程度です。 生理に見られる誤解:生理周期を開始日ではなく終わった日からカウントしてしまうこと、生理周期と生理の日数を間違えていることが時々あります。心身に不調や異常が起こると、生理も影響を受け不順になるなど、健康の大切なバロメーターになります。そして閉経まで約35年程度の付き合いになります。正しく理解し、上手に付き合いましょう。 産後の生理不順:産後はホルモンバランスが乱れていたり、授乳や育児による睡眠不足、疲労などが影響し、生理が早く来たり、遅れることがあります。多くは、数か月程度で安定していきます。 生理周期と女性ホルモン、子宮内膜との関連:生理周期と女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)、子宮内膜の厚さは密接に関連しています。生理が終わると、エストロゲンの分泌量が増え、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を厚くする準備を始めます(増殖期)。子宮内膜は厚く、柔らかいほど、受精卵が着床しやすくなります。排卵後、プロゲステロンの産生と分泌が始まり、エストロゲンと相まって、子宮内膜はさらに厚く柔らかくなり、妊娠に適した状態になります(分泌期)。この時期に妊娠すれば、生理は止まり妊娠性無月経になります。妊娠が成立しなかったら、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が急速に低下し、子宮内膜が剥がれ落ち体外に排出されます(はく奪期)。これを生理と言います。不要になった子宮内膜が残ると、健康を害してしまうため、生理があるということは大事なことです。 生理の内容物について:生理のときに体外に排出される内容物を経血(けいけつ)と言います。経血には血液や子宮内膜が含まれ、子宮内膜が厚いと量が多く、薄いと量が少なくなります。
産後、生理はいつ再開するの?
産後の生理の再開時期について授乳に関連づけて語られることが多いようです。 ミルク育児:産後6週間~3カ月頃 混合育児:産後3~5カ月頃 母乳育児:産後1年頃(授乳を止めて数カ月頃) しかし生理の再開には、「授乳方法」、「授乳回数と量」、母親の「女性ホルモンバランス」、「年齢」や「身体の回復状況」、「栄養状態」、「育児疲労やストレス」なども影響し、かなりの個人差が見られます。ミルク育児だと産後早期に生理が再開する人が多いのですが、産後6カ月以降に再開する人もいます。母乳育児では卒乳して数カ月後に生理が再開する人が多く、離乳食の中期・産後8カ月頃では80%程度の人に生理が再開していると言われています。しかし母乳育児であっても産後4カ月頃に生理が再開している人もいます。年齢が若く、産後の身体の回復が早く、食事や睡眠が十分にとれ、疲労やストレスが少ないと生理の再開が早いかもしれません。授乳だけで生理の再開を予測するのは難しく、個人差を考慮する必要があります。
生理が再開しないときの受診
母乳育児では、授乳期間との関係から1~2年間生理がないことがあります。卒乳して数カ月たっても生理が再開しない時は、子宮や卵巣などに病気がないことを確認するために婦人科を受診しましょう。また、年齢の関係から早めに次の妊娠を計画したい場合は、産科医に相談してください。
まとめ
生理の再開時期に関連し、話を進めてきました。生理は健康の重要なバロメーターです。生理に関心を持つことは体調管理に役立つだけでなく、日常生活の質を上げることに繋がります。生理に問題がなくても、産後1年過ぎたら1年に1回定期健康診断を受けることをお勧めします。妊娠中は胎児のことを考え、望ましい生活習慣身に着けている方が大部分でした。しかし産後は赤ちゃん優先の生活から、食生活の乱れや睡眠不足などによって生活習慣が大きく乱れしまいます。特に30代からは、乳がん、子宮頸がん、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)などのリスクが高まりますので、健康診断を受診し、生活習慣を見直して下さい。母親が心身ともに健康でいることが、子ども・家族の健康に繋がります。
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