《 遥かなる島より、心やすらぐ香りをお届けします 》 今もなほ ふみわけがたき深山路を 開きし人の昔をぞ思う　 (明治天皇御製) 私たち深山園は、1933年より茶業に携わってまいりました。 1979年、屋久島のジャングルと化した耕作放棄地と未開の岩山の原野を切り開き、茶畑の開墾が始まりました。 今もなお開墾のさなかにあります。 農薬・化学肥料を使わず、自然の摂理に抗うことなく、先人達の知恵に立ち返りながら、自然との共生の農業を営んでおります。 屋久島の凄まじい大自然の驚異と、天の恵みとは正に紙一重！ 自然栽培では、天災や病害虫の被害の対応には限りがありますが、その様な中にも、時に思いもよらぬ薫りのお茶に出会うことがあります。それは、我々のあるがままの自然栽培のお茶作りが天の恵みに預かっていることへの感謝と、また苦労も忘れるひと時であります。 そして、お茶と共にこの屋久島の大自然の中で、若者達が逞ましく育っていくことが、我々の何よりの喜びであります。 屋久島の大自然が育てたお茶が、皆様の憩いのひと時にお供させて頂ければ幸いに存じます。