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パンはなにでできているの?

公開日:2025/12/17 更新日:2025/12/25
いつも朝食やランチでおいしく食べている身近なパン。 ふんわりした食パンや、甘い菓子パンなど種類は様々ですが、これらが一体「なに」からできているのか、詳しく考えたことはありますか? 「パンが膨らむのはなぜ?」「塩はなんのために入れるの?」 よく考えると意外に知らない事、不思議なことがたくさんありますよね。 今回は、そんなあなたの素朴な疑問や鋭い質問にお答えする、パンのミニ百科事典シリーズです。 知ってから食べると、いつものパンがもっと味わい深くなりますよ。

パンの主な原材料はなに?

パンの主原料は、小麦粉と水、パン酵母、塩の四つです。 小麦粉を水と捏ね合わせると、たんぱく質の一種の「グルテン」ができます。 (CHAPTER2「パン生地を捏ねるのはなせ?」参照) 「グルテン」は弾力があり、引っ張ると伸びる性質を持ちます。 グルテンが膜をつくり、パン酵母が発生させる炭酸ガスを包みこむことでパン生地は伸びてふくらみます。 膨らんだ生地を焼くと、膨張したまま固まってパンができます。 また、パンの種類によっては、これらの主原料以外に、バター、マーガリンや乳製品、卵、砂糖といった副原料も使われます。

パンに使われる小麦粉の種類は?

小麦粉は、含まれるたんぱく質(グルテン)の量によって、大きく三つの種類に分けられます。 たんぱく質の多い順に、強力粉・中力粉・薄力粉の3種類です。 このうち、パンには主に強力粉が使われます。 強力粉はたんぱく質が多いため、弾力性に富んだおいしいパンができるのです。 それぞれのタイプごとに、1等、2等、3等、末粉という等級(グレード)があり、グレードが高いほど、白くてキメの細かいパンができます。

パン酵母ってなに?

パン酵母は「イースト」とも言い、10ミクロン位の卵型の微生物です。 微生物であるパン酵母は、発酵によって二酸化炭素(炭酸ガス)を発生させ、パン生地をふくらませます。 また、生地の状態をよくしたり、味と香りのもととなるアルコールやエステルなどの物質を生成するといった、さまざまな働きをします。 またパン酵母には用途別にたくさんの種類があり、それぞれパンの風味が違ってくるため、使用量は少ないながら重要な原料の一つです。

塩が入っているのはなぜ?

塩は、パンの原料として欠かせないものの一つです。 ペストリーのような甘いパンにも、かならず塩は入っています。 塩には、塩味をつけるだけではなく、隠し味として小麦本来の風味を引き出したり、甘みや風味を際立たせたりする役割があります。 また、グルテンを強くしてダレやすい生地を引き締め、形の整った弾力のあるパンにしたり、雑菌の繁殖を防いだり、パン酵母の発酵を適切に調節するといった効果もあります。

乳製品や卵を入れるのはなぜ?

パンは、小麦粉と水、パン酵母、塩があればつくることができますが、パンに味や香りをつけるために、リッチなパンでは液糖、油脂、乳製品、卵などの原料も加えます。 乳製品は、味と香りをさらに向上させ、栄養価も高めます。 また、表面のこんがりとした焼き色やツヤをよくしたり、保水性を高めてパンの老化を遅らせる効果もあります。 卵は、パンの栄養価を向上させるとともに、熱を加えると卵が固まる性質を利用して、パンのキメを細かくして、パサつきを抑えた弾力性のある食感にします。 また、卵黄は黄金色の色付きをもたらします。

リーンなパンとリッチなパンの違いは?

パンの分類法はいろいろありますが、「リーンなパン」と「リッチなパン」という分け方があります。 リーンとは「簡素な」「脂肪のない」という意味で、リーンなパンといえば、主原料である小麦粉、水、パン酵母、塩だけでつくるパンをさします。 一方リッチなパンというのは「豊富な」「こくのある」という意味であり、リッチなパンとは、卵や油脂、砂糖、乳製品などの副原料を生地に練りこんで焼いたパンのことをさします。 一般に、フランスパンなどの食事パンは、料理との相性がよいようにリーンな配合になっており、こうばしい香りや風味がよいのが特長で、リッチな配合のパンは、副原料の効果で甘く、柔らかく、ふっくらとしていることが特長です。
更新日02/1802/1102/17集計