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パンの雑学を教えて!

公開日:2025/12/20 更新日:2025/12/25
パンのミニ百科 いつもおいしく食べている身近なパン。 でもよく考えると意外に知らない事、不思議なことがたくさん。 そんなあなたの素朴な疑問、鋭い質問にお答えするミニ百科事典です。 Chapter5 パンの名前の由来は? ネーミングに秘められた物語の数々

パンはどこで生まれたの?

小麦を粉にして水で溶き、薄くのばして焼く画期的な手法が編み出されたのは、紀元前6000~4000年頃のこと。その舞台となったのは、古代エジプト。肥沃なデルタ地帯を持つエジプトでは、メソポタミアから伝わった小麦栽培が盛んに行われ、無発酵パンが食べられていましたが、ある時、焼き上げる前のパン生地を放っておいたところ暑い気候が自然に発酵を導き、古代エジプト人は偶然にも発酵パンのおいしさを知ることとなったと言われています。それからの発展は急速に進み、紀元前2500年頃には200種類ものパンがあったと記録されています。

「パン」の語源は?

1543年にポルトガル人が種子島に漂着した時、鉄砲をはじめいろいろなものを伝来しましたが、その中にパンもあり、ポルトガル語のパン(Pao)が日本のパンの語源になりました。パンは、最も早いヨーロッパ系外来語の一つで、その他にコンペイトウ・ビスコウト・カスティラ・ボーロ・カラメル等があります。

白いパンと黒いパンの違いは?

パンの色は主に、原料の麦の種類によって違っています。白パンは精製した小麦粉からつくられ、黒パンはライ麦粉からつくられます。小麦粉のパンは、古くからイギリス、フランス、アメリカ、イタリアなどの国で好まれてきました。一方、ドイツやオーストリア、ベルギー、オランダなどの寒い地方では、小麦は育たないため、寒冷地に適したライ麦の粉でパンをつくりました。小麦粉のパンが軽い食感であるのに対し、乳酸菌で発酵させるライ麦粉のパンは、独特の酸味のある重い食感が特徴です。

日本生まれのパンにはどんなものがあるの?

食事パンのほとんどが欧米から日本へ伝えられたのに対し、菓子パンには日本で生み出されたものがたくさんあります。たとえば、あんぱんは明治2年に木村屋創業者の木村安兵衛氏によって、クリームパンは明治の中頃に新宿中村屋創業者の相馬愛蔵氏によって、それぞれ考案されたものです。また、カレーパンは昭和2年に名花堂というパン店が「洋食パン」という名で販売したのがはじまり。ちなみにメロンパンは、そっくりのパンがスペインやメキシコにあるようですが、名前は日本でつけられたものです。

どうして4月12日が「パンの記念日」?

日本人ではじめて本格的にパン製造を行ったのは、伊豆韮山の代官であり、軍学者でもあった江川太郎左衛門です。江川太郎左衛門の師に当たる高島秋帆の従者に、長崎のオランダ屋敷に料理方として勤め、製パン技術を覚えた作太郎という人がいました。そこで、作太郎を伊豆韮山の江川太郎左衛門宅に呼び寄せ、パン焼き窯を作り、1842年4月12日、記念すべき「兵糧パン」第1号が焼き上げられました。この兵糧パンはまあまあの評判を得て、その後、大規模な製パン所で、大量のパンが作られるようになったのです。また、水戸や薩摩でも、同じようなパンが作られるようになりました。 4月12日が、いわば日本のパン発祥の日であることから「パンの記念日」とし、そして毎月12日を「パンの日」として全国のパン屋さんがより一層のサービスに努めることを、パン食普及協議会が1982年に定めました。パンの日に限らず、パン食をいっそう普及させるためにパン食普及協議会が活動しています。

食パンを1斤2斤と数えるのはなぜ?

食パンは1斤2斤と数えます。"斤"というのは、古代中国の時代から使われている重量の単位です。今では重量を表す単位ではなく、単に食パンの数量を表す単位として使われていますが、平成12年に制定された「包装食パンの表示に関する公正競争規約」では、パン1斤は340g以上とすることが明示されています。

パン食い競争っていつからあるの?

パン食い競争のルーツは、札幌農学校(北海道大学の前身)の運動会「遊戯会」の明治29年に開催された第15回大会での「食菓競争」ではないかといわれています。運動会としてはそれよりも前、明治7年に海軍兵学寮で「競闘遊戯会」が始まっており、ここで「あんパン」の失敗作をゆずり受けてパン食い競争が行われたという説もありますが、はっきりしたことはわかっていません。

どうしてパンの「耳」っていうの?

明治36年に出版された「食道楽」という本の続々編には、サンドイッチのつくり方として「縁の硬い處(ところ)を切り捨てて……」という記述があることから、このころはまだ「耳」といういい方をしていなかったと考えられます。広辞苑の「耳」の項に「織物・紙類または食パンなどの縁、またその縁の厚くなったところ」とあるのをみると、織物や紙の縁を「耳」と呼んでいたのが、食パンにも流用されたのかもしれません。また、「耳を揃えて~」といういい回しからついた、という説もありますが、いつごろから使われるようになったのかはわかっていません。
更新日02/1902/1202/18集計