衣装比べの有名な実話として伝わっている話です。
江戸元禄時代
江戸の豪商石川六兵衛の妻の衣装比べの相手は
京都 難波屋十右衛門の妻。
京都
京の名勝を金糸、銀糸で一面に織りだした
豪華絢爛な打ち掛け
江戸
黒羽二重、南天の模様 よく見ると実が赤い珊瑚、
ひとつひとつ縫い付けてあり
軍配は江戸、石川六兵衛の妻に上がりました。
お正月にふさわしく、昔からめでたいお守りとして、
難を転ずる縁起のよい南天の実を
これも邪気を払うと伝えられえる珊瑚で表現したセンスが
当時の江戸の人々に賞賛されたのでしょう。
日本ではじめて珊瑚が高知で見つかったのは
江戸末期天保年間ですから
元禄時代の赤い珊瑚は胡渡り、
シルクロードを通って入ってきた珊瑚でしょうから、
それはそれは高価なものだったでしょう。
黒の羽二重に赤い珊瑚の実が映えて
どんなにか美しく粋だったことでしょう。
今わたくしどもがイメージとしてご紹介できるのは
父大倉勝がべっ甲に珊瑚をあしらって
ループタイとしてデザインした数々。
黒地に珊瑚のイメージです。
大倉珊瑚店
大倉潮子