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EC販売とは?
将来性やメリットとECモール出店がおすすめの理由

デスク上のPCとスマホでオンラインショッピングをする人の手元

販路拡大や新たな顧客の創出を目的に、EC販売に取り組もうと考える方もいるのではないでしょうか。EC販売を自社の販路のひとつとして定着させる上で意識したいことは多種多様です。

この記事では、EC販売のメリット・デメリットや始め方、市場全体の将来性を紹介します。運営を開始してから予想外の事態に直面するリスクを軽減するためにも、EC販売の基本を正しく理解し、特性を活かした販売施策を展開しましょう。

1.EC販売の市場規模・将来性は?

何本もの上向きの矢印を黒板に描いている3つの手

EC販売とは、商品をオンラインで販売する電子商取引の総称です。ここでは、EC販売の市場規模や将来性が気になる方に向けて、経済産業省が発表した資料からEC市場の現状やこれまでの動き、今後の予測を紹介します。市場の動向や将来性に不安を抱いている方は参入する前に確認しましょう。

売上は年々増加傾向にある

経済産業省が2023年8月に発表した電子商取引に関する市場調査の結果によると、日本国内のEC市場は年々拡大しています。過去3年の市場規模の推移は以下のとおりです。

  • 2021年:20兆6,950億円
  • 2022年:22兆7,449億円

2021年と2022年の市場規模を分野別に比較すると、物販系・サービス系が増加し、デジタル系は減少しています。売上が減少した分野があるものの、市場全体は拡大傾向です。

『経済産業省 電子商取引に関する市場調査の結果』

将来的にも拡大し続ける可能性が高い

EC市場の規模は、今後も拡大し続ける可能性が高いといえます。主な理由は以下のとおりです。

  • オンラインで購入して実店舗で受け取る仕組みが注目を集めている
  • さまざまな分野でサブスクリプション型のサービスを提供している
  • スマホでECを利用する消費者が増加している

EC販売に参入して売上を伸ばしたいと考えているなら、上記のトレンドを考慮した販売施策を展開することをおすすめします。

経済産業省の報告書で世界のEC化率を見てみると、中国は45.3%、アメリカは35.9%、そして日本は12.9%です。日本は世界と比べてEC化率がまだ低いため、今後伸びる可能性があります

『経済産業省 電子商取引に関する市場調査 報告書』

2.EC販売をする主なメリット

ノートPCのディスプレイに表示されたECサイトと小さなショッピングカート

EC販売はコストをはじめとした多くのメリットがある販売方法です。ここでは、EC販売を展開する主な3つのメリットを紹介します。自社にとって魅力的であれば、積極的にEC販売への参入を検討しましょう。

低コストで販路を大きく拡大できる

新たにEC販売を始めるには、ECサイトを開設・運営しなければなりません。ECサイトの開設・運営には一定のコストがかかるものの、実店舗を新たに展開する場合に比べて低コストで済むのがメリットです。

地域を問わず顧客にアプローチでき、販路を大きく拡大できるのも魅力といえます。低コストで販路を広げたいと考えているなら、EC販売への参入は積極的に検討したい方法のひとつです。

販売にかかる経費を削減できる

開設にかかるコストだけでなく、販売・運営に関するコストを削減できるのも大きなメリットです。

実店舗は人件費や光熱費といった運営コストが発生します。ECサイトでもコストがかかるものの、実店舗に比べて低コストです。必要なスタッフの数は実店舗より少ないケースが一般的で、広い店舗も不要なため、光熱費も削減できます。

販売・運営にかかるコストは扱う商品の種類や数量、規模によって異なるため、事前に試算することが大切です。

実店舗と連携して相乗効果を狙える

すでに実店舗がある企業がEC販売に参入する場合、上手に連携することで相乗効果による売上アップが期待できます。考えられる販売施策の例は以下のとおりです。

  • ECサイトで注文して実店舗で受け取る仕組みを導入する
  • 実店舗で品切れが発生した時に直接ECサイトで注文できるようにする

ECサイトはいつでも利用できるのが強み、実店舗は直接商品を確認できるのが強みです。双方のメリットを活かす販売施策を展開することで、売上アップが望めます。

3.EC販売で注意したいデメリット

フラワーショップのデスクでPCを見ながら悩んでいるスタッフ

適切に運用すれば大きなメリットが享受できるEC販売ですが、デメリットもいくつかあります。EC販売をスタートしてから後悔しないためにも、事前にチェックしましょう。ここでは、EC販売の主なデメリットを3つ紹介します。

EC販売ならではのコスト負担が発生する

新たにEC販売をスタートして運営するには、一定のコストがかかります。中には、EC販売ならではのコストもあるため注意しましょう。主なコストは以下のとおりです。

  • ECサイトの構築・メンテナンスの費用
  • ECモールの出店手数料
  • サーバー代
  • ドメイン代
  • 顧客に商品を届ける配送料
  • 倉庫代

なお、コストがどの程度かかるかは、規模や商品の種類といった要素で大きく異なります。

商品のアピールが難しくなる

EC販売では顧客が実際の商品を直接確認できないため、画像や動画、説明文を通じて魅力をアピールしなければなりません。直接確認できないことは顧客が不安を抱く要素のひとつで、どのように必要な情報を提供するかが売上を左右します。

顧客が知りたい情報が何かを考え、過不足なく提供することが大切です。スタッフが実際に商品を使用し、レビューを掲載するのもひとつの方法といえます。EC販売の特性を理解し、商品をどのようにアピールすれば売上アップに繋がるか考えましょう。

過度な価格競争に陥りやすい

メーカーから仕入れた既製品など、ほかの店舗でも扱う商品を販売する場合、価格競争に陥りやすくなります。顧客は検索すれば手軽に他店舗の価格をチェックできるためです。

価格競争に巻き込まれると利益が減少するため、価格以外の要素を強みとすることが大切です。受注生産品や珍しい輸入品など、自店舗でしか購入できない商品を販売して差別化を図りましょう。

4.EC販売の始め方

店舗の入り口に「OPEN」と書かれた札を掲げる女性

EC販売に参入すると決めてからオープンするまでには、多くの作業をしなければなりません。ここでは、EC販売を開始するまでの流れとECサイト運営の日常業務を紹介します。予定どおりにオープンするためにも、必要な作業内容を把握してスムーズに進めましょう。

EC販売を始める時の流れ

これまでEC販売をしていない事業者が新たに参入する場合、基本的には以下の手順で進めます。

  1. 販売する商品の決定
  2. ECサイトを展開する方法の決定
  3. ECサイトのコンセプト策定
  4. ECサイトの設計・開発
  5. 商品管理・配送体制の構築
  6. 販売する商品の登録
  7. 運営開始

上記のうち、ECサイトの設計・開発に多くのコストと時間がかかります。自社で完結するのが難しい場合、一部を外注することを検討してもよいかもしれません。また、酒類や医薬品といった商品は許認可を取得する必要があります。

まずはEC販売をスタートするまでに必要な作業を書き出し、段取りよく進めることを意識しましょう。

EC販売の業務例

ECサイトの運営を開始してからも、さまざまな業務があります。基本的な運営業務の例は以下のとおりです。

  • 商品の仕入れ
  • 新商品の登録
  • 在庫管理
  • 受発注管理
  • 商品の発送
  • カスタマーサポート
  • マーケティング
  • ECサイトのメンテナンスやアップデート

商品の仕入れや在庫管理は、実店舗と共通する運営業務です。一方、商品の発送や収集したデータを活かしたマーケティング、新商品の登録、ECサイトのメンテナンスやアップデートは、EC販売ならではの運営業務といえます。

ECサイトの規模が大きくなればなるほど業務量も増えるため、適切な体制を整えることが大切です。また、セールのような販促活動では、より業務量が増えます。

【ECサイト事業について関連する記事はこちら!】

EC事業とは?将来性や魅力・成功のポイント、主な仕事内容も解説!

5.これからEC販売を始めるならECモール出店がおすすめの理由

ディスプレイにECサイトのログイン画面が表示されたPCとコーヒーカップ

ECサイトを展開する方法は、大きく分けて自社で独自のサイトを構築する方法とECモールに出店する方法の2つがあります。新たにEC市場に参入するなら、ECモールへの出店をおすすめします。ここでは、ECモールに出店する主な3つのメリットを見てみましょう。

ECモールの既存顧客にアプローチできて集客しやすい

自社で独自のECサイトを開設した場合、一から顧客を獲得・拡大しなければなりません。一方、大手のECモールはすでに多くの顧客を抱えているため、出店することで多くの人に自店舗を知ってもらえます。

ECモールに出店することで認知度が高まれば、売上アップを実現しやすくなります。ECモールのセールやポイントシステムを活用できることも販促面では大きなメリットです。

顧客に安心感を与えられる

ECサイトを開設したばかりであまり知られていない場合や企業自体の知名度が低い場合、知名度のある大手ECモールに出店することで顧客の不安を払拭できます。一般的に、ECモールに出店する際は審査を受けなければなりません。出店できたという事実は審査を通過して一定の信頼があることを意味します。

ECモールの知名度や信用が顧客の購入を後押しするため、企業・店舗にとって大きな魅力のひとつです。

運営を効率化する機能を提供している

ECサイトの運営や受発注管理、マーケティングに使えるシステムなど、日常業務をスムーズにする機能を提供しているのもECモールの魅力です。さまざまな業務に多くの手間がかかるため、効率化に役立つツールを使えるのは大きなメリットといえます。

将来的に店舗の規模が拡大すると業務が煩雑になることを考えると、効率的に運営できるシステムを備えたモールを選ぶことが大切です。

6.EC販売に新規参入するなら『楽天市場』への出店を検討しよう!

倉庫でタブレットデバイスを見ながらノートにメモする人

世の中には多種多様なECモールがありますが、集客力や運営しやすさを重視するのであれば、楽天市場への出店をご検討ください。ここでは、楽天市場に出店する2つのメリットを紹介します。自社にとってメリットが大きいなら、楽天市場でEC販売に参入しましょう。

楽天ID数は1億以上!集客力が高い

楽天市場は多くの人が利用するECモールで、楽天ID数は1億以上です。楽天市場に出店することで、場所を問わずさまざまな顧客にアプローチできます。

定期的なセールやポイントシステムなど、購入を促進する取り組みも展開しています。売上拡大に役立つさまざまな取り組みをぜひご活用ください。

サポート窓口が充実している

新規出店コンサルタントや楽天大学など、EC販売を展開する上で必要なノウハウを提供しているのも楽天市場の魅力です。新たにEC販売を始める場合、どのような営業が効果的かわからず不安に感じることもあるかもしれませんが、楽天市場のサポートを活用することで疑問を解決できます。

マーケティングに関するアドバイスもしているため、日々の運営で困ったことがあれば、ぜひご相談ください。

7.まとめ

積み上げた段ボールが置かれた部屋でPCを操作する女性

適切な方法でEC販売に取り組めば、商圏が大きく広がり売上拡大を狙えます。ただし、ECサイトの開設・運営にはコストや手間がかかるため、メリット・デメリットを比較して自社に合った方法を選びましょう。

これからEC販売に参入しようと考えている方は、楽天ID数が1億以上で集客力に強みがある楽天市場への出店をご検討ください。新規出店コンサルタントやECコンサルタントのサポートも受けられるため、はじめてEC販売に取り組む方にもおすすめです。

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