<和装履物の履き方・歩き方> (履き方) 踵が台から少し出るのが和装履物の普通の履き方です。 横から見た時に、踵の端(丸みを帯びた踵の頂点)が台の端よりも後ろに来ます。 目安は1cm〜1.5cmくらいですが、台のサイズ、足のサイズ、踵の形状や下記に述べます鼻緒調整との関係で0.5cm〜2.5cmは許容範囲と思われます。 踵の端が台の端よりも中にある場合は入り過ぎと考えられます。 理由は普通に歩いている時もありえますが、特に階段などの段差がある場所で着物の裾を踏んでしまう事を少しでも防ぐ為だと言われています。 裾を踏むと汚したり傷を付けたりする事はもちろん、転倒の恐れのあります。
海外出身の方にプレゼントされる場合には、予め踵が少し出るのがトラディショナルな履き方だとお伝え頂いた方が良いかもしれません。海外ではサンダルなど踵が台と同じかそれよりも少し中に入るのがスタンダードと考えられる方も多い為。
(歩き方) 背筋を伸ばし、歩幅を少し狭く、指の付け根あたりから着地する事を意識した足の運び方をされると、着物をお召しになられた時に上品な歩き方になります。 女性は少し内また気味で歩幅をさらに狭くするともっと綺麗な歩き方になります。
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