当店は父の店に彫刻を委託しておりますので、父の店の彫刻工程をご紹介致します。

現在、この工程に変えた事で、旧来の“手彫り開運印鑑”のレベルを落とす事なく、作業は効率的になりました。
当然、下彫り以外は手作業の為、同じ印鑑は出来ませんのでご安心下さいませ。

時折父の店に、警察から偽造印鑑の問い合わせが入り、捜査協力しておりますが、
過去25年間、父が彫刻・販売してきた印鑑には、一度たりとて事件に絡んだ事が無い事、申し添えます。

従いまして、手彫りの素晴らしさはそのままに、お手頃価格を実現できるようになりましたので、ご安心のうえご利用下さいませ。

一般に安価な印鑑の場合、印材の下処理をせず、下彫りのみで出荷されると聞きますが、これは職人の技術を含まない、
素人が見ても解かる機械的な文字で、
お客様は捺印の都度、無機質な印象を受ける事でしょう。

更には、同じ印鑑が出来てしまう危険性も見逃せませんし、
印材の下処理をしない場合、何度押してもキレイに捺印できない印鑑が多いと思われますので、お気を付け下さい。

印鑑として大切な事は
(1)印影のデザインが機械的ではなく、人の温か味がある事。(感性的側面)
(2)捺印時、印影がキレイに捺印できる事。(物理的側面)

印鑑として評価できない事は
(3)文字が機械的で、温か味を感じない事。
(4)印面の下処理が不十分で、印影にカスレが目立ち、キレイに押印できない事。
(5)印面の中央部が凹んでおり、中央部がカスレる事。

即ち印鑑は、彫刻部を見て使う物ではなく、長きにわたり書類に残る「印影の良さ」と「捺印性能」が一番重要と考えております。

父の店の職人は、特に上(1)に絡む墨入れと、上(2)の印面の下処理に労を惜しまず、
『熟練した巧の技で、この世に2つと無い印鑑を、お手頃価格でお客様にご提供する事』を大切に心がけ、一生懸命努力する姿を私は見ております。

当店の印鑑は、お客様に自信を持ってお勧めできる商品でございます。